記事の要約
- 富士急が電車・バス小学生無料デーを1/26に開催
- 富士急行線と富士急バスが1日無料で乗り放題に
- 約6,500人の小学生が対象の地域活性化施策
富士急の小学生向け電車・バス無料乗車デー開催
富士山麓電気鉄道株式会社と富士急バス株式会社は、初の企画として富士急行線と富士急バスの合同による「富士急電車・バス小学生無料デー」を2025年1月26日に開催することを2024年12月20日に発表した。富士急行線沿線活性化促進協議会を構成する9自治体に在住する約6,500人の小学校及び支援学校の児童が対象となっている。
提供される無料乗車範囲は富士急行線全線の大月から河口湖間であり、特急電車を利用する場合は別途特急券の購入が必要となっている。富士急バスについては構成自治体内を運行するバス路線が対象となり、高速バスや富士スバルライン五合目行路線バスも利用可能だ。
無料乗車証は2025年1月中旬までに各自治体もしくは各学校を通じて配布される予定となっている。利用方法は実施日当日に乗車証を富士急行線駅係員か富士急バス乗務員に提示することで、対象路線を無料で利用することが可能だ。
富士急電車・バス小学生無料デーの概要まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
実施日 | 2025年1月26日(日) |
対象者 | 富士急行線沿線活性化促進協議会構成9自治体在住の小学生約6,500人 |
構成自治体 | 大月市、都留市、西桂町、富士吉田市、富士河口湖町、山中湖村、忍野村、鳴沢村、道志村 |
無料範囲 | 富士急行線全線(大月~河口湖)、構成自治体内バス路線、高速バス、富士スバルライン五合目行路線バス |
除外対象 | 特急券、市内循環バス(都留市)、タウンスニーカー(富士吉田市) |
地域活性化促進協議会について
地域活性化促進協議会とは、特定の地域の発展や活性化を目的として、自治体が連携して設立する組織のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 複数の自治体による広域的な連携体制の構築
- 地域の交通インフラの整備や利用促進
- 観光振興や地域経済の活性化への取り組み
富士急行線沿線活性化促進協議会は、富士山麓地域の9つの自治体で構成されており、電車やバスを活用した地域の活性化を推進している。今回の小学生無料デーは、地域の子供たちに公共交通機関の利用機会を提供し、地域の魅力を発見してもらうための取り組みの一環として実施される。
富士急電車・バス小学生無料デーに関する考察
富士急電車・バス小学生無料デーの開催は、地域の子供たちに公共交通機関への理解を深める貴重な機会を提供する意義深い取り組みである。電車やバスの乗車方法を実践的に学べるだけでなく、地域の新たな魅力を発見できる可能性が高いだろう。
一方で、1日限定の無料デーでは体験機会が限られており、継続的な利用促進につながりにくい課題が存在する。今後は定期的なイベント開催や、家族向けの割引プランの導入など、より長期的な視点での取り組みが必要となってくるだろう。
富士急グループには、この取り組みを通じて得られた知見を活かし、より包括的な地域活性化策の展開が期待される。地域の教育機関との連携強化や、観光資源との組み合わせによる新たな企画の立案など、公共交通機関を軸とした地域振興の可能性は大きい。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「「富士急 電車・バス小学生無料デー」1/26(日)開催。初企画!電車とバスが無料で乗り放題! | 富士急行株式会社のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001707.000001110.html, (参照 2025-01-08).