記事の要約
- コアトリム ステーションが産前産後向けコンディショニングプログラムを開始
- 早稲田大学金岡研究室との共同プロジェクトでスポーツ庁事業に採択
- 腰痛改善に向けたモニター募集を2025年1月末まで実施
産前産後女性の健康支援に向けた新プログラム展開
日本シグマックス株式会社の関連会社であるコアトリム株式会社は、2024年12月25日に産前産後女性向けのコンディショニングプログラムの提供を発表した。このプログラムは早稲田大学スポーツ科学学術院金岡研究室との共同プロジェクトとして実施され、令和6年度スポーツ庁「Sport in Life推進プロジェクト」の採択モデル事業として展開される。
一般財団法人日本女性財団の調査によると、出産経験のある女性の約9割が妊娠中や産後に腰痛や尿漏れなどの身体的トラブルを経験しており、その中でも特に腰痛が最も多い症状として報告されている。この調査結果を受け、コアトリム ステーションは最先端の医学研究に基づいた個別化された腰のコンディショニングプログラムを開発した。
コアトリム ステーションは、現在腰まわりに痛みのない方向けのオンラインプログラムと、痛みのある方向けの広尾店での対面プログラムを用意している。これらのプログラムを通じて、産前産後女性のライフパフォーマンスとウェルネス向上に向けた効果検証を実施する予定だ。
産前産後コンディショニングプログラムの詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
対象者 | 18歳以上45歳未満の女性(妊娠20~32週、産後5週~1年以内) |
実施内容 | 体幹エクササイズを中心としたコンディショニング(計4回) |
実施方法 | 腰痛なし:オンライン、腰痛あり:広尾店で対面 |
募集期限 | 2025年1月31日 |
謝礼 | 10,000円(プログラム参加・アンケート回答) |
コンディショニングプログラムについて
コンディショニングプログラムとは、個人の身体状態に合わせて最適化された運動療法のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 医学的根拠に基づいた個別化された運動プログラム
- 専門家による的確な身体評価と指導
- 継続的なモニタリングによる効果検証
コアトリム ステーションのコンディショニングプログラムは、腰痛運動療法指導士の認定を受けたトレーナーによるマンツーマン指導で実施される。2021年10月の開設以来、約700名の利用者のほとんどが自身で腰痛をコントロールできるようになっており、その効果が実証されている。
産前産後コンディショニングプログラムに関する考察
産前産後期における身体的トラブルの予防と改善は、女性の健康維持と社会参加において極めて重要な課題となっている。コアトリム ステーションが提供するプログラムは、医学的根拠に基づいた個別化されたアプローチにより、この課題に対する具体的な解決策を提示している点で画期的だ。
オンラインと対面の両方のプログラムを用意することで、より多くの女性がアクセスしやすい環境を整備している点も評価できる。ただし、プログラムの効果を最大限に引き出すためには、参加者のモチベーション維持とフォローアップ体制の充実が今後の課題となるだろう。
スポーツ庁のプロジェクトとしての採択は、このプログラムの社会的意義と専門性の高さを示している。今後は、得られたデータを活用した効果検証と、それに基づくプログラムの改良が期待される。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「コアトリム ステーション・早稲田大学金岡研究室の共同プロジェクト 産前・産後の女性を対象としたコンディショニングプログラムを提供 | 日本シグマックス株式会社のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000487.000002354.html, (参照 2025-01-08).