記事の要約
- ロレアル パリと実践女子大学が女性のエンパワメント講義を実施
- 文学部英文学科2年生60名を対象にスタンドアッププログラムを提供
- 学生12グループが企業の社会貢献活動を分析・発表
ロレアル パリと実践女子大学による女性エンパワメント特別講義
ロレアル パリは2024年12月24日、実践女子大学文学部英文学科の2年生60名を対象に、女性のエンパワメントとストリートハラスメント対策に関する特別講義を実施した。この取り組みは2022年から開始され、必修カリキュラム「実践キャリアプランニング」の一環として3年目を迎えている。
講義では学生が12のグループに分かれ、企業やブランドによる女性のエンパワメント支援活動について調査分析を行い、その成果をロレアル パリが評価した。ロレアル パリのブランドヘッド奥田真理華氏は、出産・育児とキャリアの両立について自身の経験を踏まえた具体的なメッセージを学生に送った。
実践女子大学文学部国文学科教授で学長補佐社会連携推進室長の深澤晶久教授は、企業の社会貢献活動への理解が消費者としての新たな選択基準になることへの期待を示している。参加した学生からは、女性の活躍推進や企業の子育て支援に関する高い関心が示された。
特別講義の実施内容まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
実施日 | 2024年12月24日 |
対象 | 実践女子大学文学部英文学科2年生60名 |
講義内容 | 女性エンパワメントプログラム、スタンドアップトレーニング |
課題内容 | 企業の社会貢献活動の調査分析(12グループ) |
連携期間 | 2022年から3年目 |
ストリートハラスメントについて
ストリートハラスメントとは、公共の場における性的ハラスメントを指す国際的に認識された問題である。以下のような特徴が挙げられる。
- 痴漢やナンパなど公共の場での性的嫌がらせ
- 面識のない相手からの付きまといや声掛け
- 被害者の行動制限や精神的ダメージを引き起こす
ロレアル パリはNGO団体Right To Beと連携し、5Dメソッドを採用したトレーニングプログラムを提供している。このプログラムでは、被害者と介入者双方の安全を考慮した効果的な対処法を学ぶことができ、企業や教育機関向けに無料で提供されている。
女性エンパワメント特別講義に関する考察
ロレアル パリと実践女子大学による特別講義は、理論と実践を組み合わせた効果的なプログラムとなっている。企業の社会貢献活動を分析する課題は、学生が将来のキャリア選択において重要な視点を得られる機会となっているだろう。
今後の課題として、講義で得た知識を実社会でどのように活用していくかという点が挙げられる。継続的なフォローアップや卒業生とのネットワーク構築など、長期的な支援体制の確立が望まれるところだ。
将来的には、他大学との連携拡大や、オンラインを活用したプログラムの展開も検討に値する。より多くの学生が女性エンパワメントについて学び、社会変革の担い手となることが期待される。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「ヘアブランドのロレアル パリ、実践女子大学にて女性のエンパワメントと人権問題に関する講義を実施。社会貢献活動ストリートハラスメントに立ち向かう「スタンドアップ」も提供 | 日本ロレアル株式会社のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000037.000027853.html, (参照 2025-01-08).