記事の要約
- 横浜市立大学COI-NEXT拠点が若者支援シンポジウムを開催
- NPO法人代表や教育委員らによるパネルディスカッションを実施
- 生きづらさを抱える若者の心の課題を包括的に研究
横浜市立大学COI-NEXT拠点のシンポジウム開催概要
横浜市立大学研究・産学連携推進センターの宮﨑智之教授が率いるMinds1020Labは、2025年1月31日にパシフィコ横浜アネックスホールにて公開シンポジウムを開催する予定だ。NPO法人ストップいじめ!ナビ代表理事の荻上チキ氏による講演や専門家とのパネルディスカッションを通じて、若者の生きづらさ解消に向けた取り組みを共有することになる。
シンポジウムでは「普通の若者が抱える生きづらさ」をテーマに、教育委員の奥真由美氏や精神科医のパントー・フランチェスコ氏らがパネリストとして登壇することが決定している。参加費は無料で会場参加とオンライン配信の両方に対応し、定員は250名となっているが、オンライン参加者も事前の申し込みが必須となっている。
文部科学省科学技術・学術政策局の平野博紀氏による来賓挨拶から始まり、宮﨑智之教授の開会挨拶、横浜モデルの構築に向けた取り組み紹介、荻上チキ氏によるオンライン講演と続き、パネルディスカッションを経て藤本敦也特任教授の閉会挨拶で締めくくられる予定だ。開催時間は16時から17時30分までの90分間となっている。
シンポジウム登壇者情報まとめ
項目 | 詳細 |
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開催日時 | 2025年1月31日 16:00-17:30 |
会場 | パシフィコ横浜アネックスホール |
主催 | 横浜市立大学 COI-NEXT拠点 Minds1020Lab |
参加形態 | 会場参加およびオンライン配信(YouTube) |
特別登壇者 | 荻上チキ氏(NPO法人ストップいじめ!ナビ代表理事) |
パネリスト | 奥真由美氏、パントー・フランチェスコ氏、原広司氏 |
ウェルビーイングについて
ウェルビーイングとは、身体的、精神的、社会的に良好な状態にあることを指す包括的な概念であり、以下のような特徴を持つ。
- 身体的・精神的な健康状態の維持と向上
- 社会的な関係性や帰属意識の充実
- 自己実現や生きがいの追求と達成
若者の生きづらさを解消し高いウェルビーイングを実現するためには、心理的なサポートだけでなく、社会システムの整備も重要な課題となっている。Minds1020Labでは包括的な研究アプローチを通じて、若者の心の課題に取り組み、実践的なデータや知見の共有を目指している。
若者支援シンポジウムに関する考察
横浜市立大学COI-NEXT拠点による本シンポジウムは、若者の生きづらさという現代社会の重要課題に焦点を当てた意義深い取り組みとなっている。特に教育委員や精神科医など、異なる専門分野の知見を組み合わせることで、多角的な視点からの問題解決アプローチが期待できるだろう。
今後の課題として、オンライン配信を活用した地理的制約のない参加機会の提供や、得られた知見の実践的な活用方法の確立が挙げられる。シンポジウムで共有される実践的なデータや知見を、教育現場や支援機関でどのように活用していくかが重要な検討事項となるはずだ。
将来的には、横浜モデルの構築を通じて得られた知見を全国の教育機関や支援組織と共有し、若者支援の新たな枠組みを確立することが期待される。特に心理的レジリエンスの獲得を促すデジタルコンテンツの開発は、若者支援の新しい可能性を切り開く取り組みになるだろう。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「横浜市立大学COI-NEXT拠点 Minds1020Lab主催公開シンポジウム「若者の生きづらさを解消し、高いウェルビーイングを実現する社会」をパシフィコ横浜にて開催! | 横浜市立大学COI-NEXT拠点 Minds1020Labのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000154780.html, (参照 2025-01-08).