第一工科大学が延岡工業高等学校と高大連携協定を締結、宮崎県内3校目の連携で工業教育の強化へ

第一工科大学が延岡工業高等学校と高大連携協定を締結、宮崎県内3校目の連携で工業教育の強化へ

PR TIMES より

記事の要約

  • 第一工科大学と延岡工業高等学校が高大連携協定を締結
  • 宮崎県内の高校との高大連携協定は3校目に到達
  • 延岡工業高校は創立80年の伝統校で卒業生2万2千名以上を輩出

第一工科大学と延岡工業高等学校の高大連携協定締結

鹿児島県霧島市に本部を置く第一工科大学は、2024年12月19日に宮崎県立延岡工業高等学校と高大連携協定の締結を実施した。延岡工業高等学校は創立80年の歴史を誇る工業系高校であり、これまでに2万2千名以上の卒業生を輩出している実績がある。

延岡工業高等学校は令和6年度の県ものづくりコンテストにおいて化学分析部門と測量部門で最優秀賞を獲得し、陸上部や卓球部、ホッケー部が九州大会に出場するなど文武両道の成果を上げている。延岡工業高等学校の教育目標は第一工科大学の教育方針と通じており、今後の連携強化が期待される。

第一工科大学は2021年4月に第一工業大学から名称を変更し、航空工学部と工学部の2学部体制で教育を展開している。航空工学科には航空操縦学専攻と航空エンジニアリングコースが設置され、工学部には情報・AI・データサイエンス学科など4学科を有する教育体制が構築されている。

高大連携協定の概要

項目 詳細
協定締結日 2024年12月19日
連携校 宮崎県立延岡工業高等学校
高校の特徴 創立80年、卒業生2万2千名以上、県ものづくりコンテストで最優秀賞
大学の特徴 鹿児島県唯一の私立理系大学、2学部6学科体制
キャンパス所在地 鹿児島霧島キャンパス、東京上野キャンパス

高大連携協定について

高大連携協定とは、高等学校と大学が教育活動で連携・協力する体制を構築するための公式な取り決めのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 高校生の学習意欲向上と進路選択の支援
  • 大学の専門的な教育・研究資源の活用促進
  • 高校と大学の教育課程の円滑な接続

延岡工業高等学校と第一工科大学の高大連携協定は、宮崎県内では3校目となる連携実績となった。この連携協定により、工業教育における実践的な学びの場の提供や、専門性の高い技術者育成のための教育基盤が強化されることが期待される。

第一工科大学と延岡工業高等学校の連携に関する考察

第一工科大学と延岡工業高等学校の連携は、両校の教育理念や目標の親和性が高く、効果的な教育連携が期待できる状況にある。特に工業系の専門教育において、高校での基礎的な学びから大学での専門的な研究まで、シームレスな教育環境の構築が可能になるだろう。

今後の課題としては、地理的な距離による連携活動の制約や、オンラインと対面のハイブリッド型教育の実施方法の確立が挙げられる。これらの課題に対しては、ICTを活用した遠隔教育システムの導入や、定期的な教員間の交流会の実施などが有効な解決策となり得るだろう。

将来的には、インターンシップやプロジェクト型学習などの実践的な教育プログラムの共同開発も検討に値する。両校の強みを活かした教育連携により、地域産業の発展に貢献する人材育成の基盤が強化されることが期待される。

参考サイト/関連サイト

  1. PR TIMES.「【第一工科大学】延岡工業高等学校と高大連携協定締結 | 都築学園グループのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000231.000020664.html, (参照 2025-01-08).