記事の要約
- 山梨中央銀行と事業構想大学院大学の共同プロジェクト開始
- 地域企業との新事業創出と人財育成を推進
- 2025年6月まで全24回のカリキュラムを実施予定
山梨中央銀行と事業構想大学院大学による山梨地域未来共創プロジェクト研究
株式会社山梨中央銀行は地域の持続可能な発展を目指し、事業構想大学院大学と共同で2024年7月から山梨地域未来共創プロジェクト研究を開始した。山梨中央銀行は2027年の創業150周年に向けた長期ビジョンValue Creation Bankを掲げ、あらゆるステークホルダーの期待に応える金融グループを目指している。
山梨中央銀行は地域金融機関として地域やお客さまへの提供価値の最大化を目指し、事業構想大学院大学のプログラムを活用したプロジェクト研究を実施している。プロジェクトには地域企業8社が参加しており、地域の課題解決や新しいビジネスモデルの創出に向けて、具体的な事業プランを策定している。
プロジェクトは全24回のカリキュラムで構成され、4つのフェーズに分かれている。現在は第2フェーズの中間プレゼンテーションに向けて5名ずつのチームに分かれ、事業構想案の検討を進めている。最終プレゼンテーションは2025年6月12日に予定されている。
プロジェクト概要まとめ
プロジェクト詳細 | |
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実施期間 | 2024年7月~2025年6月 |
実施主体 | 山梨中央銀行、事業構想大学院大学 |
参加企業数 | 8社(地域企業) |
カリキュラム | 全24回・4フェーズ構成 |
主要イベント | 中間プレゼン(2025年1月)、最終プレゼン(2025年6月) |
事業構想について
事業構想とは、新しいビジネスモデルや事業を創出するための体系的なアプローチのことを指す。以下のような特徴が挙げられる。
- 地域課題やニーズの分析に基づく事業計画の立案
- 多様なステークホルダーとの協働による価値創造
- 持続可能な事業モデルの構築と実装
事業構想大学院大学では、実践的なプロジェクト研究を通じて事業構想力の育成を行っている。山梨地域未来共創プロジェクト研究では、地域金融機関と地域企業が連携し、事業構想の手法を活用して具体的な事業プランの策定に取り組んでいる。
山梨地域未来共創プロジェクト研究に関する考察
地域金融機関と大学が連携して地域企業の新事業創出を支援する取り組みは、地域経済の活性化において重要な役割を果たす可能性がある。特に山梨中央銀行が持つ地域とのネットワークと、事業構想大学院大学が持つ事業創出のノウハウを組み合わせることで、実効性の高い事業プランが生まれることが期待できるだろう。
今後は参加企業間の連携をさらに強化し、個別の事業プランを地域全体の価値創造につなげていくことが課題となる。また、プロジェクトで得られた知見やネットワークを継続的に活用できる仕組みづくりも重要になってくるだろう。
長期的には、このようなプロジェクトを通じて地域の事業創造エコシステムが形成されることが望ましい。山梨中央銀行には金融機関としての専門性を活かしながら、地域の持続的な発展を支える中核的な存在となることが期待される。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「事業構想大学院大学と「山梨地域未来共創プロジェクト研究」を実施しています | 株式会社山梨中央銀行のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000196.000123552.html, (参照 2025-01-08).