アイフルがチュラロンコン大学でaihack Thailandを開催、海外人材の採用が加速

アイフルがチュラロンコン大学でaihack Thailandを開催、海外人材の採用が加速

PR TIMES より

記事の要約

  • アイフルがタイの学生向けハッカソン開催
  • チュラロンコン大学で201名が参加
  • 海外人材の採用実績が19名に到達

アイフルのaihack Thailandハッカソン開催と人材採用の状況

アイフル株式会社はチュラロンコン大学の学生を対象としたハッカソン『aihack Thailand』を2024年12月7日から9日にかけて開催した。チュラロンコン大学会議室を会場として、Conomi Plus Co.,ltd.とGo Future Academyの協力のもと開催され、42チーム総勢201名の学生が参加している。

ハッカソンでは「貸倒予測モデルの構築」をテーマとした分析・開発が実施され、審査の結果「LhorTaeUntarai」チームが最優秀賞を獲得した。モデルの精度を競う副賞では「HumGPT」チームが優勝を果たし、参加学生からは高い評価を得ることに成功している。

アイフルグループの海外人材採用は着実に進展しており、チュラロンコン大学から10名を含むタイの上位校から12名、インド工科大学から7名の合計19名を採用している。デジタル推進部門やデータアナリティクス部門など、技術系分野での活躍が期待されるだろう。

アイフルグループの人材採用実績

2023年度 2024年度
採用実績 8名 11名
対象大学 チュラロンコン大学、インド工科大学 チュラロンコン大学、インド工科大学
活躍部門 デジタル推進部門、データアナリティクス部門 デジタル推進部門、データアナリティクス部門

ハッカソンについて

ハッカソンとは、「ハック」と「マラソン」を組み合わせた造語で、プログラミングやシステム開発を通じて特定の課題解決に取り組むイベントのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • 限られた時間内での課題解決と成果物の作成
  • チームでの協働による技術力とアイデアの競争
  • 実践的な技術習得と人材発掘の機会提供

アイフルが開催したaihack Thailandは、2019年3月からの国内ハッカソン後援に始まり、2021年12月には初の海外ハッカソンを実施している。タイ国内でのハッカソン開催を通じて、IT人材の育成と採用に成功を収めており、グローバル人材の確保に向けた効果的な取り組みとなっている。

アイフルのグローバル人材戦略に関する考察

アイフルのグローバル人材採用戦略は、ハッカソンを通じた実践的な技術評価と人材発掘を可能にしている点で高く評価できる。特にチュラロンコン大学などタイの上位校やインド工科大学といった優秀な人材を輩出する教育機関との関係構築に成功しており、今後のグローバル展開における重要な基盤となるだろう。

一方で、急速な海外人材の増加に伴い、言語や文化の違いによるコミュニケーション上の課題が生じる可能性がある。多様な価値観を持つ人材が協働するための体制整備や、グローバル人材のキャリアパス構築が今後の重要な課題となってくるはずだ。

アイフルにはIT人材の獲得にとどまらず、グローバルな金融サービスの展開に向けた戦略的な人材活用が期待される。海外人材の知見やネットワークを活かし、新たな金融サービスの創造や海外市場での競争力強化につなげていく必要があるだろう。

参考サイト/関連サイト

  1. PR TIMES.「【アイフルグループ】タイの大学生向けにハッカソン『aihack Thailand』を開催 | アイフル株式会社のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000070.000010009.html, (参照 2025-01-08).