東京工芸大学がコウゲイゲームショウ2025を開催、学生制作の15作品を一般公開へ

記事の要約
- 東京工芸大学が2025年1月にゲームショウを開催
- 大学生が制作した15作品を一般公開へ
- VRやボードゲームなど多彩な作品を展示
コウゲイゲームショウ2025で学生制作の15作品が公開
東京工芸大学は2024年12月26日、2025年1月11日に学生が制作したゲーム作品を一般公開する「コウゲイゲームショウ2025」の開催を発表した。芸術学部ゲーム学科3年生の必修授業「ゲーム制作応用」で制作された15作品を展示し、来場者は無料で体験できる仕組みとなっている。
公開されるゲームは個人制作5作品とチーム制作10作品で構成され、テレビゲームやVRゲーム、ボードゲームなど幅広いジャンルに及んでいる。開発チームは企画分野、デザイン分野、プログラム分野からなる学生で編成され、企画立案から制作、展示までの一連のプロセスを実践的に学ぶ機会となっているのだ。
前回の「コウゲイゲームショウ2024」では約210名の来場者があり、ゲーム産業界からの参加者も含まれていた。制作した学生たちは来場者からゲームの内容や遊び方について直接フィードバックを得られる貴重な機会となっており、クリエイターとしての成長を促進する場として機能している。
コウゲイゲームショウ2025の開催概要
項目 | 詳細 |
---|---|
開催日時 | 2025年1月11日(土) 13:00~17:00 |
会場 | 東京工芸大学中野キャンパス6号館(6B01) |
入場料 | 無料 |
展示作品数 | 個人作品5点、チーム作品10点の計15作品 |
制作過程 | 4月開始、10月α版発表、12月β版発表、1月公開 |
アクセス | 地下鉄丸ノ内線・大江戸線中野坂上駅から徒歩約7分 |
ゲーム制作応用について
ゲーム制作応用とは、東京工芸大学芸術学部ゲーム学科3年生の必修授業であり、以下のような特徴を持つ実践的な科目である。
- 企画、デザイン、プログラムの3分野でチーム編成
- 企画立案から展示まで一貫した制作プロセスを実践
- α版、β版発表を経て完成度を高める段階的開発
この授業は一般的なゲーム制作会社の開発プロセスを模しており、学生が社会に出てすぐに活躍できる人材育成を目指している。企画提案から制作、スケジュール管理、展示といった一連の流れを体験することで、実践的なスキルを身につけることが可能となっている。
コウゲイゲームショウ2025に関する考察
コウゲイゲームショウ2025は学生のゲーム制作能力向上とキャリア形成において重要な役割を果たしている。特に制作から展示までの一貫したプロセスを経験できる点は、実践的な学びの機会として高く評価できるだろう。
今後の課題として、展示時間が4時間と限られていることから、より多くの来場者に体験してもらえる機会の確保が挙げられる。展示期間の延長や、オンラインでの作品紹介など、体験機会の拡充を検討する必要があるだろう。
将来的には、他大学との連携や企業とのコラボレーションなど、より広い視野での展開も期待される。産学連携の強化により、学生の就職支援やゲーム業界とのネットワーク構築にもつながるはずだ。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「「コウゲイゲームショウ2025」が1月11日(土)に開催ー大学生が制作した15のゲーム作品を初公開 | 学校法人東京工芸大学のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000060.000074798.html, (参照 2025-01-11).