CLACKがインフォテックから中古PC10台を受領し、高校生向けプログラミング教育支援をさらに強化

CLACKがインフォテックから中古PC10台を受領し、高校生向けプログラミング教育支援をさらに強化

PR TIMES より

記事の要約

  • CLACKがインフォテックから中古PC10台を寄贈受領
  • 経済的困難を抱える高校生向けにプログラミング教育を提供
  • PCリユースプロジェクト「Pass the Baton」累計1000台突破

CLACKのPass the Batonプログラムによる教育支援の拡大

認定NPO法人CLACKは、経済的困難を抱える高校生の支援を目的として、インフォテック株式会社から使用済みPC10台を2024年11月末に譲り受けることを発表した。譲受したPCは、パートナー企業である株式会社パシフィックネットによってデータ消去やクリーニング、OSの再インストールが実施され、高校生に届けられることになる。

CLACKが2021年6月から実施している「Pass the Baton」プロジェクトでは、企業から譲り受けたリユースPCを活用し、完全無料のプログラミング教育を提供している。これまでに累計1,000台以上のPCが寄贈され、プログラミング体験会には1,400名以上、3ヶ月以上の継続的な学習教室には450名以上の高校生が参加した実績を持つ。

さらにCLACKは、毎年約150名以上が参加する「Tech Runway」プログラムを他地域へも展開する予定だ。支援対象者の増加に伴い必要となるPC台数も増加することから、「Pass the Baton」の取り組みをさらに拡大し、より多くの高校生に機会を提供することを目指している。

Pass the Batonプロジェクトの概要

項目 詳細
開始時期 2021年6月
寄贈PC累計 1,000台以上
参加者実績 プログラミング体験会1,400名以上、継続学習450名以上
年間参加者数 約150名以上
主な特徴 完全無料のプログラミング教育、PCの無償提供
実施パートナー 株式会社パシフィックネット(データ消去・クリーニング担当)

リユースPCについて

リユースPCとは、企業や個人が使用していたパソコンを整備・再生し、再利用可能な状態にしたコンピューターのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • 専門業者によるデータ完全消去と品質検査
  • 新品と比較して低コストでの提供が可能
  • 環境負荷軽減に貢献する循環型リソース

CLACKのPass the Batonプロジェクトでは、パートナー企業のパシフィックネットが情報漏洩を防ぐためのデータ消去とクリーニング、OSの再インストールを実施している。整備されたリユースPCは教育支援ツールとして活用され、高校生のプログラミング学習環境の構築に貢献している。

Pass the Batonプロジェクトに関する考察

CLACKのPass the Batonプロジェクトは、単なるPC寄贈にとどまらず、プログラミング教育との組み合わせによって効果的な教育支援を実現している。企業のCSR活動やSDGs推進の一環として多くの賛同を得ており、社内勉強会やインターンシップなど新たな協力関係も生まれている点は特筆すべき成果だ。

今後の課題として、支援地域の拡大に伴うPC需要の増加への対応が挙げられる。寄贈企業の開拓や保守管理体制の整備が必要となるが、これまでの実績を活かした企業とのパートナーシップ強化が有効な解決策となるだろう。

将来的には、プログラミング教育の内容充実やキャリア支援との連携強化も期待される。高校生の自走力向上という目標に向けて、教育プログラムの拡充やメンター制度の強化など、さらなる発展の可能性を秘めている。

参考サイト/関連サイト

  1. PR TIMES.「CLACK、インフォテックよりリユースPCを譲受。経済的困難等を抱える高校生にプログラミング教育とともに届ける | 認定NPO法人CLACKのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000038.000045692.html, (参照 2025-01-08).