記事の要約
- 神奈川大学経営学部とスリーハイが産学連携プログラムを実施
- 地域住民向けイベントパフェスを開催し71名が参加
- 従業員向けイベントぬくぬくフェスでチームワーク向上を実現
神奈川大学経営学部マネジメント体験プログラムの実施内容と成果
産業用ヒーターを製造・販売する株式会社スリーハイは、2024年度の神奈川大学経営学部マネジメント体験プログラムの協力団体として参加し、2024年12月10日に成果報告会を開催した。神奈川大学経営学部の学生4名がステークホルダーエンゲージメントを高める企画立案から実施までを担当している。
地域住民向けのイベントパフェスでは、チョコパフェの提供や廃材さかな釣りゲーム、フォトスポット、スリーハイ紹介動画の4つの施策を実施し、子ども43名と大人28名の合計71名が参加した。地域住民への感謝の気持ちを伝えるとともに、スリーハイの事業内容や従業員について理解を深める機会となった。
同日開催された従業員向けのぬくぬくフェスでは、キャンドル作りとクイズ大会を通じて部署間の交流を促進した。キャンドル制作では所属部署をバラバラにしたチーム編成により、普段コミュニケーションの少ない従業員同士の交流が活発化している。
マネジメント体験プログラムの成果まとめ
パフェス | ぬくぬくフェス | |
---|---|---|
対象者 | 地域住民 | スリーハイ従業員 |
実施内容 | チョコパフェ提供、廃材さかな釣り、フォトスポット | キャンドル作り、クイズ大会 |
参加実績 | 合計71名(子供43名、大人28名) | 従業員全体 |
成果 | 感謝の気持ち伝達、企業理解促進 | 部署間交流活性化、チームワーク向上 |
ステークホルダーエンゲージメントについて
ステークホルダーエンゲージメントとは、企業と利害関係者との間で相互理解を深め、継続的な対話を通じて関係性を強化する取り組みのことである。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 企業と利害関係者間の相互理解促進
- 対話を通じた信頼関係の構築
- 継続的なコミュニケーションの実践
スリーハイの事例では、地域住民や従業員といったステークホルダーに対してイベントを通じた交流機会を創出し、相互理解を深める取り組みを実施した。工場と住宅が混在する準工業地域という立地特性を踏まえ、地域との信頼関係構築に重点を置いている。
産学連携による地域貢献活動に関する考察
神奈川大学経営学部の学生が企画立案から実施までを担当したことで、若い視点を活かした斬新なアイデアが生まれ、地域住民との交流促進に効果を発揮した。特にスリーハイの製品特性を活かしたイベント内容の考案は、企業への理解促進と地域貢献を両立させる優れた取り組みだろう。
今後の課題として、イベントの継続的な実施体制の構築と、より多くの地域住民の参加を促す仕組みづくりが挙げられる。特に企業認知度の向上については、定期的な情報発信と地域コミュニティとの連携強化が重要な解決策となるだろう。
産学連携による地域貢献活動は、学生の実践的な学びの場としても大きな意義がある。企業と大学、地域住民の三者が互いに良い影響を与え合う関係性を築くことで、持続可能な地域社会の実現につながることが期待される。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「<開催レポート>神奈川大学経営学部マネジメント体験プログラム 成果報告会が開催されました | 株式会社スリーハイのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000029.000100107.html, (参照 2025-01-08).