コプロテクノロジーの半導体技術者研修センターが開設11カ月で卒業生100名を突破、定着率95%を実現し人材不足解消に貢献

コプロテクノロジーの半導体技術者研修センターが開設11カ月で卒業生100名を突破、定着率95%を実現し人材不足解消に貢献

PR TIMES より

記事の要約

  • セミコンテクノラボの卒業生が100名を突破
  • 研修修了後の定着率が95%を達成
  • 2026年3月期から年間約150人の育成を計画

コプロテクノロジーの半導体技術者研修センター開設と成果

株式会社コプロテクノロジーは半導体製造装置の保守点検を担うエンジニアの育成に特化した研修センター「セミコンテクノラボ」を2024年2月に開設し、2024年12月27日時点で卒業生が100名を突破した。半導体業界の人財不足が深刻化している中、技術研修だけでなく技術者として必要な心構えを養う研修を通じて高い定着率を実現している。

セミコンテクノラボでは実践的な技術研修や座学によるインプットに加え、グループワークや研修生同士の交流会を通してコミュニケーション能力を高める工夫を行っている。研修生は実機を用いた研修により現場と同等レベルの体験を通して実践的な技術を習得できるのだ。

コプロテクノロジーは2026年3月期には年間約150人、2027年3月期には年間約300人のエンジニアを育成する計画を立てている。半導体業界では日本国内における工場の新設・増設が続いており、半導体製造装置の需要が増加していることから人財需要も高まっているためだ。

セミコンテクノラボの特徴まとめ

項目 詳細
開所日 2024年2月1日
所在地 神奈川県横浜市港北区新横浜 1-2-1 新横浜ファーストビル 1F
延べ床面積 223.16㎡(67.5坪)
研修対象 半導体関連産業に従事したことのない未経験者
研修期間 1ヵ月間
定着率 約95%

フィールドエンジニアについて

フィールドエンジニアとは、顧客先に出向いて製品の保守・点検・修理などを行う技術者のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • 現場での技術的な問題解決能力が必要不可欠
  • 顧客とのコミュニケーション能力が重要
  • 製品の専門知識と実践的なスキルが求められる

半導体製造装置のフィールドエンジニアは、高度な専門知識と実践的な技術力が必要とされる職種である。セミコンテクノラボでは、実機を使用した研修と体系的な教育プログラムによって、未経験者でもフィールドエンジニアとして活躍できるよう支援している。

セミコンテクノラボに関する考察

半導体業界における人材不足の解決策として、未経験者を育成するセミコンテクノラボの取り組みは注目に値する。特に技術研修だけでなく、コミュニケーション能力の向上や技術者としての心構えを重視した教育プログラムは、高い定着率につながっているのだろう。

しかし、年間育成人数を300人規模まで拡大する計画においては、研修の質の維持が課題となる可能性がある。講師陣の増員や研修設備の拡充など、スケールアップに向けた体制整備が重要になってくるだろう。

今後は、研修プログラムのさらなる充実化や、卒業生のキャリアパス確立が期待される。特に半導体製造装置の技術革新に対応できる継続的な学習機会の提供や、経験を積んだエンジニアのマネジメント層への育成など、長期的な人材育成の視点が重要だ。

参考サイト/関連サイト

  1. PR TIMES.「半導体技術者研修センター「セミコンテクノラボ」開設から11カ月で卒業生100名突破!“辞めないエンジニア”を多数輩出! | 株式会社コプロ・ホールディングスのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000132337.html, (参照 2025-01-08).