記事の要約
- パソナグループが奥能登地域の全小学校25校に色鉛筆とスケッチブックを寄付
- チャリティーコンサートの寄付金を活用し、小学校低学年約650名が対象
- 輪島市6校合同小学校で贈呈式を実施、社員からのメッセージカードも送付
パソナグループによる能登半島地震被災地支援の取り組み
パソナグループは、令和6年能登半島地震及び令和6年9月能登半島豪雨で被災した奥能登地域の小学校25校に、2024年12月19日にサクラクレパス社の色鉛筆とスケッチブックを寄付した。この寄付は2024年5月に開催された第15回チャリティーコンサートでの寄付金を活用して実施され、被災地の子どもたちへの教育支援として有効活用されることになった。
同社は贈呈式を輪島市6校合同小学校と輪島市教育委員会にて実施し、寄付品と目録を手渡すとともに、全国のパソナグループ社員からの応援メッセージカードも被災地の小学生に送付した。寄付の対象となったのは輪島市、珠洲市、能登市、穴水町の小学校低学年約650名で、地域の子どもたちの学習環境の支援に大きく貢献することが期待される。
パソナグループは2005年より社会貢献室を設置し、SDGsに準ずる重点テーマを定めて地域に根差した社会貢献活動を展開してきた。能登半島地震の発生以降は、被災地域で暮らす人々の生活や地域産業の復興に向けた支援を継続的に実施しており、物産展「能登半島地震 復興応援フェア」の開催なども行っている。
パソナグループの支援内容まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
実施日 | 2024年12月19日 |
対象地域 | 能登市、輪島市、珠洲市、穴水町 |
対象者 | 小学校低学年(1~3年生)約650名 |
寄付内容 | サクラクレパス社の色鉛筆とスケッチブック |
贈呈式会場 | 輪島市6校合同小学校、輪島市教育委員会 |
資金源 | 第15回チャリティーコンサートでの寄付金 |
CSRについて
CSRとは「Corporate Social Responsibility(企業の社会的責任)」の略称で、企業が社会や環境に与える影響に責任を持ち、持続可能な社会の実現に貢献する取り組みのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 企業活動が社会や環境に与える影響への配慮
- ステークホルダーとの適切な関係構築
- 社会課題の解決に向けた自主的な取り組み
パソナグループは2005年よりCSRの推進を強化するため社会貢献室を設置し、社会貢献委員を任命して地域に根差した活動を展開している。能登半島地震の被災地支援においても、物資の寄付や物産展の開催など、具体的な支援活動を通じて企業の社会的責任を果たしている。
能登半島地震の被災地支援に関する考察
パソナグループによる奥能登地域の小学校への支援は、被災地の子どもたちの教育環境の維持という観点で重要な意義を持っている。特にチャリティーコンサートの収益を活用した支援は、企業の社会貢献活動と文化活動を効果的に結びつけた取り組みとして評価できるだろう。
今後の課題として、一時的な支援にとどまらない継続的なサポート体制の構築が挙げられる。被災地の復興には長期的な視点が必要であり、企業による支援活動も単発的なものではなく、地域の実情に応じて進化していく必要があるだろう。
教育支援の観点からは、文具の提供にとどまらず、オンライン学習支援や課外活動の支援など、より包括的なプログラムの展開も期待される。パソナグループの人材サービスのノウハウを活かした教育支援プログラムの開発も、今後の展開として検討に値する。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「パソナグループ 能登半島地震・豪雨被害で被害を受けた被災地の子供たちに向けて 奥能登地域の全小学校25校に色鉛筆とスケッチブックを寄付 | 株式会社パソナグループのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001871.000016751.html, (参照 2025-01-08).