記事の要約
- 立正大学と日本ケアフィット共育機構がインターンシップを実施
- 5日間の課題解決型プログラムでSNS発信とチラシを作成
- ダイバーシティ&インクルージョンの情報発信業務に取り組む
産学協議会基準に準拠した課題解決型インターンシップの展開
立正大学と公益財団法人日本ケアフィット共育機構は2025年1月9日、産学協議会基準「タイプ3」に準拠した課題解決型インターンシップを開催した。このプログラムは高齢者や障害者など多様な人の暮らしやすさと企業におけるダイバーシティ&インクルージョンの推進に貢献することを目的としている。
参加した大学生は5日間にわたり、サービス介助士などの資格についての情報やダイバーシティ&インクルージョン、バリアフリーに関する情報発信の企画およびチラシ作成に取り組んだ。インターンシップ参加には厳しい学内選考があり、実践的な就業体験を通じて専門知識の活用力が問われる内容となっている。
公益財団法人日本ケアフィット共育機構は約22万人が取得しているサービス介助士の認定・運営を行う団体であり、障害者就労支援やボランティア活動などを通じて誰もが暮らしやすい社会づくりを目指している。このインターンシップでは大学生の視点を活かした情報発信方法の提案が求められた。
インターンシップの概要
項目 | 詳細 |
---|---|
実施日 | 2025年1月9日 |
実施期間 | 5日間 |
主催 | 立正大学、公益財団法人日本ケアフィット共育機構 |
プログラム区分 | 産学協議会基準「タイプ3」準拠 |
課題内容 | SNS情報発信企画、チラシ作成 |
対象分野 | ダイバーシティ&インクルージョン、バリアフリー |
産学協議会基準「タイプ3」について
産学協議会基準「タイプ3」とは、汎用型能力・専門活用型インターンシップのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 企画提案や課題解決の実務経験を重視
- 学生の専攻や将来のキャリアに関連した就業体験を提供
- 文部科学省・厚生労働省・経済産業省の3省による合意に基づく
このインターンシップでは、立正大学の学生が日本ケアフィット共育機構における実践的な課題に取り組むことで、専門知識の活用力と実務能力の向上を図った。特にダイバーシティ&インクルージョンの分野における知識を深め、実社会での活用方法を学ぶ機会となっている。
課題解決型インターンシップに関する考察
日本ケアフィット共育機構との課題解決型インターンシップは、大学生が実際のビジネス課題に取り組むことで実践的なスキルを養成できる点が優れている。特にダイバーシティ&インクルージョンという社会的に重要なテーマに関わることで、参加学生の価値観や視野を広げる効果も期待できるだろう。
今後の課題として、短期間でのプログラム実施による学習効果の持続性や、より多くの学生への機会提供が挙げられる。解決策としては、インターンシップ後のフォローアップ体制の構築や、オンラインを活用したハイブリッド型プログラムの導入が考えられるだろう。
将来的には企業と大学の連携をさらに強化し、よりきめ細かな実務教育プログラムの開発が望まれる。特に障害者支援やバリアフリー化推進など、社会課題の解決に直結するテーマでの実践的な学びの機会を増やしていく必要があるだろう。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「立正大学×公益財団法人日本ケアフィット共育機構 内閣府より公益認定を受けた企業と課題解決型「シン・インターンシップ」をコラボ開催! | Nキャリア株式会社のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000020.000118189.html, (参照 2025-01-10).