記事の要約
- FPパートナーが幼児向け金融教育プログラムを全国展開
- 43施設で1,101名の子どもたちが体験学習に参加
- 2025年11月期は17施設での開催が既に決定
FPパートナーの幼児向け金融教育プログラム展開
株式会社FPパートナーは、社会福祉法人檸檬会と共同開発した幼児向け金融教育プログラム「社会体験版おみせやさんごっこ」を2023年3月よりリリースした。2024年11月期では全国18法人43施設での開催を実現し、1,101名の子どもたちが参加するなど、多くの幼保施設から依頼を受けて展開している。
プログラムでは当社所属のファイナンシャルプランナーを「お金博士」として派遣し、施設の教職員と協力しながら子どもたちの金融教育を実施している。従来の「おみせやさんごっこ」をベースにした楽しみながら学べる内容が特徴で、保護者や教職員からも高い評価を得ており、新規開催やリピート開催につながっている。
「社会体験版おみせやさんごっこ」は、2025年大阪・関西万博に向けた取り組み「TEAM EXPO 2025」プログラム/共創チャレンジにも登録されており、「TEAM EXPO パビリオン」への参加が内定している。同社は今後も子どもたちの自立した力と社会性の育成に取り組んでいく方針だ。
幼児向け金融教育プログラムの特徴
項目 | 詳細 |
---|---|
開始時期 | 2023年3月 |
対象年齢 | 年長クラス(5、6歳) |
実施規模 | 43施設、1,101名参加 |
実施内容 | お金の成り立ち、稼ぐこと、使うこと、買ってもらうことの体験学習 |
特徴 | 施設内で完結、教職員の負担軽減、日常生活への組み込みやすさ |
ファイナンシャルプランナーについて
ファイナンシャルプランナーとは、個人や法人の財務状況を分析し、適切な金融アドバイスを提供する専門家のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 保険、資産運用、教育資金など幅広い分野での相談対応
- 顧客のライフプランに基づいた総合的なアドバイス提供
- 金融教育や啓発活動を通じた社会貢献
FPパートナーでは所属するファイナンシャルプランナーが「お金博士」として幼児向け金融教育プログラムを担当している。全国47都道府県に拠点を展開し、地域に密着したサービスを提供することで、幅広い年齢層への金融教育を実現している。
幼児向け金融教育に関する考察
幼児期からの金融教育は、将来の経済感覚や金銭感覚を養う上で重要な役割を果たすことが期待される。特に「おみせやさんごっこ」という遊びを通じた学習方法は、子どもたちが自然に金融の基礎概念を理解できる効果的なアプローチだと評価できる。
今後の課題として、各年齢層に適した教育内容の開発や、家庭での継続的な学習支援の仕組みづくりが挙げられる。プログラムの効果を最大限に引き出すためには、保護者や教職員との連携をさらに強化し、日常生活での実践機会を増やしていく必要があるだろう。
将来的には、デジタル決済やオンラインショッピングなど、現代の金融環境に即した教育コンテンツの開発も求められる。幼児期からの体系的な金融教育は、将来の自立した経済活動の基盤となり、社会全体の金融リテラシー向上にも貢献することが期待される。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「1101名の子どもたちが「社会体験版 おみせやさんごっこ」に参加 | 株式会社FPパートナーのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000149.000015281.html, (参照 2025-01-08).