ニコニコのりと大阪芸術大学の世界のおにぎりプロジェクト、代替たんぱく質活用のオランダおにぎりを京都で展開

記事の要約
- ニコニコのりと大阪芸術大学が世界のおにぎりを開発
- 京都ポップアップストアでオランダおにぎり2品を発売
- 代替たんぱく質を活用したサステナブルなメニューを提供
ニコニコのりの世界のおにぎりプロジェクト展開
ニコニコのり株式会社は、大阪芸術大学との包括連携協定に基づき、2022年10月から世界のおにぎりプロジェクトを展開している。2025年大阪・関西万博に向けて、学生の創造力とニコニコのりの商品開発力を組み合わせ、これまでに15か国23種の製品化・販売を実現した。
京都駅ビル2階の南北自由通路北側に設置されたポップアップストアでは、2025年1月18日からオランダの伝統料理をアレンジした新商品2品の販売を開始する。在大阪オランダ王国総領事館と協力して開発された新商品は、税込350円で提供される予定だ。
発売当日には在大阪オランダ王国総領事館のマーク・カウパース総領事が来店し、新商品のプロモーションに協力する。開発過程では総領事館での複数回の試食会を実施し、マーク総領事からの改良点の指摘を反映させて完成に至った。
オランダおにぎりの特徴まとめ
商品名 | ビターバレンおにぎり | ヒュッツポットおにぎり |
---|---|---|
価格 | 税込350円 | 税込350円 |
特徴 | オランダの伝統食をアレンジ | オランダの伝統食をアレンジ |
素材 | 植物性代替肉使用 | 植物性代替肉使用 |
販売場所 | 京都駅ビル2階 | 京都駅ビル2階 |
代替たんぱく質について
代替たんぱく質とは、従来の畜産物由来のたんぱく質に代わる、植物性や培養技術により生産されたたんぱく質のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 環境負荷が低く持続可能な食料生産が可能
- 動物性原料を使用しないためベジタリアンにも対応
- 従来の食材に近い味わいや食感を実現
オランダは世界第二位の食料生産国として、持続可能な食料生産に向けて代替たんぱく質の開発と普及に注力している。ニコニコのりのオランダおにぎりでは、ザ・ベジタリアン・ブッチャー社のプラントベースドミートを使用し、伝統的なオランダ料理の味わいを実現している。
世界のおにぎりプロジェクトに関する考察
ニコニコのりと大阪芸術大学の連携による世界のおにぎりプロジェクトは、日本の伝統食と世界の食文化を融合させる革新的な取り組みとなっている。特にオランダおにぎりでは、サステナビリティへの配慮と多様な食のニーズへの対応を両立させており、現代の食品開発のモデルケースとなり得るだろう。
今後の課題として、代替たんぱく質を使用した商品の価格設定や、伝統的な味わいの再現度の向上が挙げられる。解決策としては、商品開発過程での各国大使館との連携強化や、現地シェフとの共同開発などが考えられるだろう。
2025年大阪・関西万博での展開に向けて、さらなる商品ラインナップの拡充が期待される。特に各国の食文化や食習慣に配慮しつつ、日本のおにぎり文化との融合を図ることで、新たな食文化の創造につながる可能性を秘めている。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「ニコニコのり×大阪芸術大学『世界のおにぎり』京都ポップアップストアにてオランダおにぎり発売開始! 代替たんぱく質を活用したサステナブルなメニューを開発 | ニコニコのり株式会社のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000125651.html, (参照 2025-01-16).