日本女子大学が第18回平塚らいてう賞贈賞式を開催、男女共同参画社会の実現に向けた取り組みを表彰

日本女子大学が第18回平塚らいてう賞贈賞式を開催、男女共同参画社会の実現に向けた取り組みを表彰

PR TIMES より

記事の要約

  • 日本女子大学が第18回平塚らいてう賞の贈賞式を開催
  • 国連NGO国内女性委員会が顕彰を受賞、久保田茉莉氏と聶逸君氏が奨励を受賞
  • 消化器外科女性医師の活躍を応援する会が特別賞を受賞

第18回平塚らいてう賞贈賞式の開催

日本女子大学は2024年12月21日、目白キャンパス新泉山館大会議室にて第18回平塚らいてう賞贈賞式を開催し、永井暁子選考委員長から各受賞者へ賞状と副賞賞金を贈呈した。今回の応募総数は顕彰4件と奨励4件であり、厳正な審査の結果として顕彰受賞1名と奨励受賞2名を決定している。

平塚らいてう賞は平塚らいてう氏の遺志を継承し、男女共同参画社会の実現および女性解放を通じた世界平和に関する研究や活動に対して顕彰と奨励を行うことを目的に創設された。本年は特別賞として消化器外科女性医師の活躍を応援する会の功績も評価されることとなった。

受賞者には国連NGO国内女性委員会が顕彰を、日本体育大学特任助教の久保田茉莉氏と日本女子大学博士課程後期の聶逸君氏が奨励を、消化器外科女性医師の活躍を応援する会が特別賞を受賞した。選考理由の詳細は平塚らいてう賞のホームページで公開されている。

平塚らいてう賞受賞者の概要

項目 詳細
顕彰受賞 国連NGO国内女性委員会
奨励受賞者1 久保田茉莉氏(日本体育大学体育学部体育学科特任助教)
奨励受賞者2 聶逸君氏(日本女子大学人間社会研究科社会福祉学専攻博士課程後期)
特別賞 消化器外科女性医師の活躍を応援する会(AEGIS-Women)
開催日時 2024年12月21日
開催場所 日本女子大学目白キャンパス新泉山館大会議室

平塚らいてう賞ホームページ

男女共同参画社会について

男女共同参画社会とは、性別に関わりなく全ての人が平等に参画できる社会のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 性別による固定的な役割分担意識の解消
  • あらゆる分野での女性の参画機会の確保
  • 政策・方針決定過程への女性の参画推進

平塚らいてう賞は男女共同参画社会の実現に向けた研究や活動を支援することを目的としている。国連NGO国内女性委員会の受賞は1957年の設立以来、女性の権利向上に尽力してきた功績が評価された結果である。

平塚らいてう賞に関する考察

平塚らいてう賞が学術研究から実践活動まで幅広い分野の取り組みを評価していることは、男女共同参画社会の実現に向けて重要な意義を持っている。特に今回の受賞者には研究者から活動団体まで多様な立場の人々が選ばれており、社会変革には様々なアプローチが必要であることを示している。

消化器外科分野における女性医師の活躍支援や、性売買問題に関する新たな法規制の研究など、現代社会が直面する具体的な課題に取り組む姿勢が評価されている点は注目に値する。これらの取り組みは、専門分野における性別による障壁の解消に向けた重要な一歩となるだろう。

今後は若手研究者や活動家のさらなる参画を促進し、より多様な視点から男女共同参画社会の実現に向けた取り組みを支援することが期待される。平塚らいてう賞が果たす役割は、社会の変革を推進する原動力として一層重要性を増すことになるだろう。

参考サイト/関連サイト

  1. PR TIMES.「日本女子大学目白キャンパスで第18回「平塚らいてう賞」贈賞式を開催 | 学校法人 日本女子大学のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000102.000073471.html, (参照 2025-01-08).