富士通クライアントコンピューティングがGOOD CAMPUS LIFE Projectを開始、早稲田大学繊維研究会と機能性ウェアを共同開発

記事の要約
- FCCLが大学生向けGOOD CAMPUS LIFE Projectを開始
- 早稲田大学繊維研究会とCAMPUS WEARを共同開発
- パソコン作業に特化したCUSHION JUMPERを制作
FCCLの大学生支援プロジェクトとCAMPUS WEAR開発
富士通クライアントコンピューティング株式会社は、大学生のキャンパスライフを支援する新プロジェクト「GOOD CAMPUS LIFE Project」を2025年1月16日に発表した。第一弾として早稲田大学繊維研究会と共同で、長時間のパソコン作業をサポートする機能を備えた「CAMPUS WEAR」の開発を実施している。
「GOOD CAMPUS LIFE Project」は、コロナ禍で変化した現代の大学生活における課題解決を目指すFMVの新たな取り組みとなっている。全国の大学生1,000人を対象とした「令和大学生のモヤトリアム調査」では、7割以上が忙しいと回答し、過半数が学びを重視する実態が明らかになった。
共同開発された「CUSHION JUMPER」は、着脱可能な背中と腕のクッションやネックピローになる収納式フードを搭載し、長時間のパソコン作業を快適にするよう設計されている。インナーポケットにはイヤホンや充電器などの周辺機器を収納でき、大学生の声を反映した実用的な機能を実現した。
CUSHION JUMPERの特徴まとめ
クッション機能 | 収納機能 | フード機能 | |
---|---|---|---|
主な特徴 | 手首・背中の着脱式 | 大容量ポケット搭載 | 収納式設計 |
使用目的 | 長時間作業の負担軽減 | 周辺機器の携帯 | 集中環境の確保 |
追加機能 | 硬いイス対策 | インナーポケット | ネックピロー変形 |
キャンパスウェアについて
キャンパスウェアとは、大学生の学習環境に特化した機能性衣料のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- パソコン作業時の姿勢サポート機能を搭載
- 着脱可能なクッション部位で使用シーンに対応
- デバイス収納に特化した機能的なポケット設計
FCCLとの共同開発により実現したCAMPUS WEARは、大学生の声を直接反映した実用的な機能を備えている。1949年に創立された早稲田大学繊維研究会の専門性を活かし、ファッション性と機能性を両立したデザインを実現したのだ。
GOOD CAMPUS LIFE Projectに関する考察
プロジェクトが大学生の実態調査に基づいて立案されている点は、現代の学生ニーズを的確に捉えた取り組みとして評価できる。特に7割以上の学生が忙しいと感じている現状に対し、パソコン作業時の身体的負担を軽減する機能性ウェアの開発は、具体的な解決策として機能するだろう。
今後の課題として、季節による着用機会の変動や価格設定による購入のハードルが考えられる。解決策としては、シーズン別の製品ラインナップ展開や、学生向けの価格設定、大学生協との連携による販売チャネルの確保などが有効だろう。
将来的には、デジタルデバイスとの連携機能や、姿勢センサーによる健康管理機能の追加が期待される。FMVのPC製品開発で培った技術と、早稲田大学繊維研究会のファッションデザインの知見を活かした、より進化した機能性ウェアの開発に期待が高まる。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「大学生のがんばる時間を応援する「GOOD CAMPUS LIFE Project」 を開始 | 富士通クライアントコンピューティング株式会社のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000075.000041345.html, (参照 2025-01-16).