記事の要約
- カオナビがFC今治高校でワークショップを実施
- 生徒たちがスタジアムの可能性を探究
- 2024年に3つの地方創生施策を展開
カオナビがFC今治高校でエデュケーションシップワークショップを開催
株式会社カオナビは地方創生「-shipプロジェクト」の一環として、FC今治高等学校里山校にて2024年11月26日にエデュケーションシップを開催した。同校の里山未来創造探究ゼミを対象に、アシックス里山スタジアムの可能性を考えるワークショップを実施し、企画立案に必要なアイデアの創出方法について学ぶ機会を提供している。
カオナビのプロジェクトメンバーは、ビジネスにおける良いアイデアの要件として課題解決力と人の心を動かす力、生活者マインドの理解を挙げ、特に受け手の生活者マインドを想定したアイデア創出の重要性を説明した。生徒たちは真剣な思考と活発な議論を通じて、生活者視点に基づくアイデアを「未来の里山スタジアムの設計図」として具現化する取り組みを行っている。
株式会社カオナビは2023年度よりFC今治の地方創生パートナーに就任し、キャリア形成や働き方の多様化を目指している。2024年には今回のエデュケーションシップに加え、FC今治レディースの選手向けキャリアオーナーシップと、今治市と首都圏在住の子供たちを招いたキッズインターンシップという3つの施策を展開したのだ。
エデュケーションシップワークショップの概要
項目 | 詳細 |
---|---|
開催日 | 2024年11月26日(火) |
開催場所 | FC今治高等学校里山校 |
対象者 | 里山未来創造探究ゼミの生徒 |
ワークショップテーマ | アシックス里山スタジアムの可能性を考える |
実施内容 | 生活者マインドに基づくアイデア創出、未来の里山スタジアムの設計図作成 |
協力企業 | デザインエスノグラフィ株式会社 |
生活者マインドについて
生活者マインドとは企画やサービスの受け手となる一般生活者の視点や価値観のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 製品やサービスを利用する側の立場で考える思考法
- 実際の生活シーンや課題に基づいた発想
- 人の心を動かすアイデアの基盤となる考え方
FC今治高等学校里山校での生活者マインドを活用したワークショップでは、生徒たちが人と地域、自然が共存できるスタジアムの実現に向けたアイデアを創出した。アンケートでは生徒から「自分の軸だけでなく、相手の軸で考えたり、社会の軸で考えたりする生活者マインドを学んだ」という声が上がっている。
エデュケーションシップに関する考察
カオナビによるエデュケーションシップの取り組みは、高校生に実践的なビジネス思考を体験させる機会を提供している点で画期的だ。生徒たちが実際のスタジアム活用という具体的な課題に取り組むことで、理論だけでなく実践的な問題解決能力を養うことができるようになっている。
今後の課題として、ワークショップで生まれたアイデアをより具体的な形で実現していくためのフォローアップ体制の構築が必要になるだろう。生徒たちの創造性を実際のスタジアム運営に活かすための仕組みづくりや、継続的な関係性の構築が重要な検討課題となっている。
将来的には地域の他の教育機関との連携拡大や、オンラインを活用した遠隔地の学校との共同ワークショップの実施なども検討に値する。エデュケーションシップの取り組みを地域全体の教育プログラムとして発展させることで、より大きな教育効果が期待できるだろう。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「カオナビが、FC今治高校にて“はたらく”を体感するワークショップを実施 | 株式会社カオナビのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000218.000030113.html, (参照 2025-01-08).