タナベコンサルティングが同志社大学SPPを支援、学生による社会課題解決型新規事業の創出を促進
記事の要約
- タナベコンサルティングが同志社大学のSPPを支援
- 学生が社会課題解決の新規事業案を企業へプレゼン
- 企画運営からメンタリングまで包括的な支援を実施
タナベコンサルティングの同志社大学SPP支援プロジェクト
タナベコンサルティングは2024年10月から、同志社大学の同志社ローム記念館企業連携短期プロジェクトSPP内の新規ビジネス開発プロジェクトを支援した。このプロジェクトでは企画・運営から講義、学生のメンタリング、産学連携先企業の紹介まで幅広い支援を行い、経営疑似体験ができるビジネスゲーム「Management Experience Online」の体験機会も提供している。
プロジェクトの成果として2024年12月20日には学生による新規事業案のプレゼンテーション報告会が開催され、提案先企業の社長も参加した。保育士の人手不足解消や投資リテラシー向上など社会課題の解決を目指したアイデア、AIを活用した提案、アクティブデータの販売による収益化案など、革新的な事業提案が行われた。
報告会では同志社ローム記念館プロジェクト運営委員長の小板隆浩教授や商学部の太田原準教授、提案先企業の社長、タナベコンサルティングの担当コンサルタントが多角的な視点からフィードバックを実施した。産学連携による実践的な学びの場を通じて、次世代の経営者やリーダーの育成を目指している。
SPPプロジェクトの概要
項目 | 詳細 |
---|---|
プロジェクト期間 | 2024年10月~12月 |
実施形態 | 全7回の課外授業 |
支援内容 | 企画・運営、講義、メンタリング、企業紹介 |
特徴的な取り組み | Management Experience Onlineの体験提供 |
成果発表 | 2024年12月20日に報告会を実施 |
産学連携について
産学連携とは、企業と教育機関が協力して教育・研究活動を行う取り組みのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 実践的な学びの機会を学生に提供
- 企業の知見や最新技術を教育に活用
- 社会課題解決に向けた新しい視点の創出
タナベコンサルティングは1957年の創業以来17,000社以上の支援実績を持つ経営コンサルティングのパイオニアとして、産学連携を通じた人材育成に取り組んでいる。全国10地域での展開と複数のプロフェッショナルコンサルタントによるチーム制を採用することで、地域特性に応じた実践的な支援を可能にしている。
同志社大学SPPに関する考察
タナベコンサルティングによる同志社大学SPPへの支援は、実務経験豊富なコンサルタントの知見を直接学生に伝える機会として大きな意義がある。Management Experience Onlineを通じた経営疑似体験の提供は、理論と実践を結びつける効果的な教育手法として評価できるだろう。
課題として、限られた期間内での学習成果の定着や、提案された事業アイデアの実現可能性の検証が挙げられる。解決策としては、プロジェクト終了後のフォローアップ体制の構築や、より長期的な視点での支援プログラムの開発が考えられるだろう。
今後は、AIやデータ活用などの最新技術トレンドを取り入れた実践的なプログラムの拡充が期待される。また、地域特性を活かした産学連携モデルの確立により、より多くの学生が実践的なビジネス経験を積める機会を提供できるようになるだろう。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「同志社大学の産学連携「新規ビジネス開発プロジェクト」を支援。企画・運営、講義、学生へのフォロー、産学連携先企業の紹介などを担当。学生による“社会課題解決事業”アイデアの社会実装を目指すプロジェクト。 | 株式会社タナベコンサルティンググループのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000247.000058707.html, (参照 2025-01-16).