記事の要約
- 岡山大学陸上競技部が那須保友学長に出雲駅伝初出場を報告
- 石本龍一朗が日本デフ陸上競技選手権大会で優勝を達成
- クラウドファンディングによる支援で世代を超えた交流が実現
岡山大学陸上競技部の躍進と那須保友学長への表敬訪問
岡山大学陸上競技部の中・長距離パートの選手たちが2024年12月4日に那須保友学長と菅誠治理事への表敬訪問を行った。陸上競技部は10月に出雲駅伝、11月に全日本大学駅伝に初出場し、石本龍一朗選手は日本デフ陸上競技選手権大会の男子400mHで優勝を果たしていた。
表敬訪問には長距離パート主将の福永伸之介をはじめ、南方昭寛、岡田慧悟、坂田太知、國澤朋希、平尾元、石本龍一朗の7人と顧問の原祐一准教授が出席した。クラウドファンディングの支援者である菅理事は、返礼品の岡大応援スポーツタオルを持参して学生たちの活躍を称賛している。
岡山大学陸上競技部の活躍は新入部員の獲得にも良い影響を与えており、出雲駅伝出場を知って入学を決めた学生も存在している。部員たちは学業との両立を図りながら、世代を超えたつながりを生み出すクラウドファンディングの実施によって多くの支援を得ることに成功した。
陸上競技部活動実績まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
主要大会出場 | 出雲駅伝初出場(2024年10月)、全日本大学駅伝初出場(2024年11月) |
個人実績 | 石本龍一朗が日本デフ陸上競技選手権大会男子400mHで優勝(2024年12月) |
表敬訪問参加者 | 福永伸之介、南方昭寛、岡田慧悟、坂田太知、國澤朋希、平尾元、石本龍一朗、原祐一准教授 |
支援活動 | クラウドファンディング実施、岡大応援スポーツタオルの返礼品提供 |
デフ陸上競技について
デフ陸上競技とは、聴覚障がい者のための陸上競技大会であり、国際的にはデフリンピックの正式種目として実施されている。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- スタート時の光による合図システムの使用
- 聴覚に頼らない競技運営方法の採用
- 国際大会としてのデフリンピックへの発展
岡山大学の石本龍一朗選手は日本デフ陸上競技選手権大会の男子400mHで優勝を果たしており、来年のデフリンピックでの活躍が期待されている。デフ陸上競技は障がい者スポーツの重要な一角を担っており、インクルーシブな社会の実現に貢献している。
岡山大学陸上競技部の活躍に関する考察
岡山大学陸上競技部の出雲駅伝と全日本大学駅伝への初出場は、国立大学の体育会における快挙として高く評価できる。特に学業との両立を図りながら、クラウドファンディングを活用した支援体制の構築にも成功しており、部活動の新しい形を示している。
今後の課題として、持続可能な強化体制の確立と新入部員の育成が挙げられる。特に国立大学ならではの学業との両立において、より効率的なトレーニング方法の確立と支援体制の充実が必要となるだろう。
岡山大学陸上競技部の活動は、大学スポーツにおける新たなモデルケースとなる可能性を秘めている。クラウドファンディングを通じた支援の獲得や、世代を超えたつながりの創出など、今後の大学スポーツの発展に大きな示唆を与えるものだ。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「【岡山大学】今年大活躍の岡山大学陸上競技部が那須保友学長と理事を表敬訪問 | 国立大学法人岡山大学のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002793.000072793.html, (参照 2025-01-08).