記事の要約
- 智辯学園奈良カレッジ中学部がプロクラを導入
- プログラミング教材を活用したSTEAM教育を推進
- グループワークを重視した実践的な学習を提供
プログラミング教材学校プロクラの智辯学園奈良カレッジ中学部への導入
株式会社KEC Mirizは、小中学生向けプログラミング教材「学校プロクラ」を2025年1月8日に智辯学園奈良カレッジ中学部へ導入したことを発表した。学校プロクラはMinecraftの世界でプログラミングを学べる教材で、全国650教室以上を展開するプログラミング教室のノウハウを活かして開発された学校現場に即した内容となっている。
智辯学園奈良カレッジ中学部では、高等部のDXハイスクール採択を受けてSTEAM教育を推進している。STEAM総合という授業を開講し、プログラミング学習やWEBサイト制作などを通じて協働学習やプレゼンテーションスキルの向上を目指しており、IoTやドローンを活用した学習活動も検討中である。
学校プロクラは、インプット教材とアウトプット教材の2種類で構成されており、グループワークを重視した実践的な学習が可能だ。導入校には担当スーパーバイザーが付き、電話やメールでの問い合わせ対応や定期的な打ち合わせを通じて、教員のサポート体制も充実している。
学校プロクラの特長まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
教材構成 | インプット教材(5回完結)とアウトプット教材(5回完結) |
学習環境 | Minecraft世界内でのプログラミング、紙教材とICT機器の併用 |
サポート体制 | 専任スーパーバイザーによる導入から運用までの伴走支援 |
活用範囲 | 総合・探究の授業、オープンキャンパス、文化祭での活用可能 |
展開実績 | 全国650教室以上での展開実績あり |
Minecraftについて
Minecraftとは世界で1番売れているゲームで、累計売上本数約3億本を記録している仮想空間構築ゲームのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- ブロックを組み合わせて自由に世界を創造可能
- 教育現場での活用に特化した機能を搭載
- プログラミング学習との親和性が高い設計
教育版Minecraftは、プログラミング教育のプラットフォームとして世界中で活用されており、ビジュアルプログラミングツール「メイクコード」を使用することで直感的なコーディングが可能だ。創造性と表現力を育む理念のもと、楽しみながら学べる環境を提供している。
プログラミング教材学校プロクラに関する考察
学校プロクラの導入により、プログラミング教育とSTEAM教育の融合が効果的に進められる可能性が高い。Minecraftという生徒に馴染みのあるプラットフォームを活用することで、学習への興味関心を高めながら実践的なスキルを身につけることが期待できるだろう。
学校現場での運用においては、教員のICTリテラシーや指導方法の確立が課題となる可能性がある。担当スーパーバイザーによるサポート体制は整備されているものの、教員間での知識やスキルの共有、カリキュラムへの効果的な組み込みが重要となるだろう。
今後は、IoTやドローンなど新しい技術要素との連携により、より発展的な学習環境の構築が期待される。プログラミング的思考を基礎としながら、実社会の課題解決に向けた探究活動へと展開していくことで、より実践的な学びの場となることが望まれる。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「プログラミング学習教材「学校プロクラ」を奈良県智辯学園奈良カレッジ中学部に導入 | 株式会社KEC Mirizのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000031.000091415.html, (参照 2025-01-10).