ライフイズテックが中学校情報教育セミナーを開催、大学入試共通テストを踏まえた教育方針を解説

ライフイズテックが中学校情報教育セミナーを開催、大学入試共通テストを踏まえた教育方針を解説

PR TIMES より

記事の要約

  • 大学入試共通テスト対応の中学校情報教育セミナーを開催
  • 前文科省教科調査官らが情報教育の重要性を解説
  • 中学校での情報教育の具体策と実践事例を紹介

ライフイズテックによる中学校情報教育オンラインセミナー開催

ライフイズテック株式会社は教育委員会・学校関係者向けオンラインセミナー「今 自治体として取り組むべき中学校の情報教育を考える」を2025年2月3日に開催することを発表した。前文部科学省教科調査官である上野耕史氏と鹿野利春氏を招き、1月の共通テストの出題傾向を踏まえた中学校における情報教育の重要性について議論を展開する。

中学校の情報教育は小学校でのプログラミング学習と高校での情報Ⅰを結ぶ重要な役割を果たしており、2017・2018年改訂の学習指導要領では情報活用能力の向上を目的に大幅な拡充が行われた。セミナーでは小・中・高の学びの接続という観点から具体的な方策を提示する構成となっている。

また複数自治体の教育委員会からつくば市教育委員会の大坪聡子氏と帯広市教育委員会の永井悠介氏を招き、実践事例の紹介も予定されている。セミナーはZoomウェビナーを使用したオンライン形式で、2025年2月3日10時から11時まで無料で開催されることになっている。

オンラインセミナーの内容まとめ

項目 詳細
開催日時 2025年2月3日10:00-11:00
開催形式 オンライン(Zoomウェビナー)
対象者 教育委員会・学校関係者
主な講師 上野耕史氏(白鷗大学教授)、鹿野利春氏(京都精華大学教授)
自治体登壇者 大坪聡子氏(つくば市教育委員会)、永井悠介氏(帯広市教育委員会)

セミナー申込はこちら

大学入学共通テストについて

大学入学共通テストとは、大学入試センター試験に代わる新しい共通テストのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • 思考力・判断力・表現力を重視した出題形式
  • 記述式問題の導入による評価方法の多様化
  • 教科情報の導入による情報活用能力の評価

2025年1月からは情報が新たな試験科目として加わることから、中学校段階からの体系的な情報教育の重要性が高まっている。特に高校での情報Ⅰの学習に向けた基礎力の育成が中学校に求められており、プログラミング的思考やデータ活用能力の向上が必要とされている。

中学校情報教育の体系化に関する考察

中学校での情報教育は小学校と高校の橋渡し役として極めて重要な位置づけにあり、プログラミング的思考力の育成が不可欠となっている。特に2025年からの大学入学共通テストで情報が必須科目として加わることで、中学校での情報教育の質的向上が急務となっているのだ。

情報教育の体系化において課題となるのが、教員の指導力向上と教材・設備の整備である。教員研修の充実や支援体制の構築が求められるが、自治体間で取り組みに差が生じる可能性も考えられるだろう。

今後は、中学校での情報教育の成果を可視化し、高校での学びにどのようにつながっているかを検証することが重要である。データに基づいた効果検証と改善サイクルの確立が、情報教育の質的向上には不可欠だ。

参考サイト/関連サイト

  1. PR TIMES.「前文部科学省 教科調査官に聞く、大学入試共通テストを踏まえた「中学校の情報教育で求められるもの」とは | ライフイズテック株式会社のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000306.000019771.html, (参照 2025-01-10).