記事の要約
- エリクソンがデジタルラボ2024を仙台市で開催
- 小学3年生から中学1年生30名がロボットプログラミングを体験
- 43カ国50万人の児童生徒に提供されているプログラム
エリクソンのデジタルラボ2024でロボット教育プログラムを提供
エリクソン・ジャパンは2024年11月30日、宮城県仙台市において小学3年生から中学1年生30名を対象としたロボット教育プログラム「Connect to Learn:デジタルラボ・プログラム」を実施した。国連の持続可能な開発目標4を支援するエリクソンのコミットメントを示す取り組みとして、世界43カ国の約50万人の児童生徒に提供されている。
参加した児童生徒たちは約20センチ四方の車輪付きロボットを組み立て、移動する方向や距離をプログラミングで制御する方法を学んだ。モーター駆動やセンサー情報を利用するプログラミングの基礎を習得し、最後にタイムレースを実施することでプログラミングの楽しさと将来的な応用可能性を体験している。
本プログラムは11歳から16歳の子どもたちを対象とした革新的な教育プログラムであり、ロボット工学や人工知能、電子工学の基礎、ゲーム作成方法などについて楽しく創造的な方法で学ぶことができる5つのコースで構成されている。エリクソン・ジャパンの社員がインストラクターとなり、仙台市教育委員会の後援を受けて実施された。
デジタルラボ2024の主な特徴
項目 | 詳細 |
---|---|
対象年齢 | 小学3年生~中学1年生(11歳~16歳) |
参加人数 | 30名 |
学習内容 | ロボット工学、人工知能、電子工学、ゲーム作成 |
実施体制 | エリクソン・ジャパン社員がインストラクター、仙台市教育委員会が後援 |
グローバル展開 | 世界43カ国、約50万人の児童生徒に提供 |
STEMについて
STEMとは、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Mathematics(数学)の頭文字を組み合わせた教育分野の総称を指している。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 実践的な問題解決能力の育成に重点を置いた教育アプローチ
- 科学技術分野の統合的な学習による創造的思考の養成
- デジタル時代に必要とされる基礎的なスキルの習得
エリクソンのデジタルラボプログラムでは、ロボットプログラミングを通じてSTEM教育を実践的に学ぶことができる。参加した児童生徒たちは、プログラミングやロボット制御の経験を通じて、科学技術への興味を深め、将来的なキャリアの可能性を広げることが期待される。
エリクソンのデジタルラボプログラムに関する考察
エリクソンのデジタルラボプログラムは、実践的なロボットプログラミング体験を通じて子どもたちのSTEMへの興味を喚起する効果的なアプローチとなっている。特にチームでの問題解決やプログラミングの試行錯誤を通じて、将来的な職業選択にも活かせる貴重な経験を提供することができる。
今後の課題として、プログラムの継続的な実施と地域展開の拡大が挙げられる。デジタル教育の需要は今後さらに高まることが予想されるため、より多くの地域でプログラムを展開し、より多くの子どもたちに機会を提供することが重要となるだろう。
また、プログラミング教育の内容をより発展させ、AIやIoTなどの最新技術も取り入れていく必要がある。エリクソンが持つ最先端の通信技術のノウハウを活かし、より実践的で魅力的な教育プログラムを開発することで、日本のデジタル教育の発展に貢献できるだろう。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「エリクソン・ジャパン、子ども向けのロボット教育プログラム「エリクソンデジタルラボ2024」を仙台市で開催 | エリクソン・ジャパン株式会社のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000066.000010141.html, (参照 2025-01-10).