記事の要約
- SRJが共通テスト速報セミナーをオンラインで開催
- 新課程入試で情報Ⅰと国語実用文の出題に注目
- 共通テストの文章量増加と難化傾向を解説
2025年共通テスト速報オンラインセミナーの開催概要
株式会社SRJは教育支援事業の一環として、2025年1月29日に「いま知っておくべき!新課程共通テスト速報と大学入試最新情報」をオンラインセミナーとして開催することを2025年1月9日に発表した。セミナーではエデュケーショナルネットワークの向井菜穂子氏が登壇し、2025年1月実施の共通テストの速報と入試動向について解説する予定だ。
共通テストでは2021年の開始以降、問題文の文章量が増加傾向にあり、特に数学IAでは15年間で約5倍に増加している状況が確認されている。英語においても3年連続で6000語を超える出題となり、受験生からは時間不足を指摘する声が多く寄せられているのが実情だ。
新課程入試となる2025年の共通テストでは、情報Ⅰの導入や国語における実用的な文章の出題など、新たな試験範囲への対応が求められている。セミナーではこれらの変更点に加え、学校推薦型選抜や総合型選抜、個別学力検査など、入試全般の最新動向についても詳しい解説が行われる予定である。
共通テスト対策セミナーの開催詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
開催日時 | 2025年1月29日(水) 11:00-12:15 |
開催形式 | オンラインセミナー |
参加費 | 無料 |
対象者 | 学習塾・スクール関係者、学校関係者 |
講師 | 向井菜穂子氏(株式会社エデュケーショナルネットワーク) |
主な内容 | 情報Ⅰ、国語実用文、英語リーディングの解説 |
情報Ⅰについて
情報Ⅰとは、2025年度から共通テストで新たに導入される必履修科目であり、情報社会に求められる基礎的な知識と技能を習得するための科目である。以下のような特徴を持っている。
- 情報社会の問題解決に必要な知識・技能の習得
- プログラミングやデータサイエンスの基礎学習
- 情報モラルと情報セキュリティの理解
共通テストでは文章量の増加と並んで情報Ⅰの導入が大きな変更点となっている。従来の情報科目とは異なり、より実践的な情報活用能力が問われることから、学習塾や予備校でも対策方法の確立が急務となっているのが現状だ。
2025年共通テストの変更点に関する考察
共通テストにおける文章量の増加と新科目の導入は、情報化社会における読解力と情報活用能力の重要性を反映した変更といえるだろう。特に数学IAや英語における文章量の大幅な増加は、単なる計算力や語彙力だけでなく、文脈理解を含めた総合的な学力を評価する方向性を示している。
今後は受験生の時間管理能力がより重要になると予想されるが、同時に学習塾や予備校側の指導方法にも変革が求められるだろう。特に情報Ⅰについては、座学だけでなく実践的な学習環境の整備が必要となり、教育現場での新たな課題となる可能性が高い。
共通テストの変更は、デジタル社会に対応した人材育成という観点から見ると必然的な流れといえる。しかし、移行期における受験生の負担増加は避けられず、きめ細かな支援体制の構築が望まれる。教育現場と入試制度の両面からの適切なアプローチが今後の課題となるだろう。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「【学習塾・スクール関係者必見】「いま知っておくべき!新課程共通テスト速報と大学入試最新情報」1月29日オンライン開催 | 株式会社SRJのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000129.000026897.html, (参照 2025-01-10).