記事の要約
- 大正大学がオンラインで「アイランダー高校生サミット2024」を開催
- 全国の離島に住む高校生たちの学び合いと情報発信の場を創出
- 離島の課題解決と地域資源活用に向けたプロジェクトを企画
アイランダー高校生サミット2024の開催概要と目的
大正大学は公益財団法人日本離島センターと共同で、2025年1月26日にオンラインで「アイランダー高校生サミット2024」を開催する予定だ。このサミットは全国の離島に住む高校生や離島に所在する高校の生徒を対象とし、島での生活や高校での学習を通して発見した魅力や課題を共有する場となるだろう。
今年度のテーマは「合縁島縁(あいえんとうえん)〜つなげよう、つながろう、私たちの離島〜」として、離島の持続可能な未来を考えるアイランダーコミュニティの創出を目指している。サミット当日は大正大学の教員や学生がメンターやファシリテーターとして参画し、地域創生への興味を引き出す取り組みを展開するのだ。
実行委員会は大学生4名と離島の高校生9名で構成され、2024年8月2日には文部科学省で記者発表を実施した。国土交通省の後援も得て、高校生たちの起業家精神や情報発信力を育む機会として、離島の課題解決や地域資源の活用に向けたプロジェクトを企画・構想する場を提供している。
アイランダー高校生サミット2024の開催詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
開催日時 | 2025年1月26日(日)10:00~16:00 |
開催形式 | オンライン |
主催 | 大正大学、公益財団法人日本離島センター |
後援 | 国土交通省 |
実行委員会構成 | 大学生4名、離島の高校生9名 |
対象者 | 全国の離島に住む高校生、離島に所在する高校の生徒 |
日本離島センターについて
日本離島センターとは、全国136の離島関係市町村で組織される公益財団法人であり、離島の発展と振興を目的とした活動を展開している。主な活動として、以下のような取り組みが挙げられる。
- 離島に関する調査研究の実施と政策提言
- 講演会・研修会の開催と情報発信
- 広報誌や図書の刊行・配布活動
日本離島センターは1966年の設立以来、離島の調査研究や情報発信、島づくり活動への助成など、多岐にわたる事業を展開している。2021年12月には大正大学と連携協定を締結し、持続力ある離島地域社会の発展と人材育成に向けた取り組みを強化している。
アイランダー高校生サミットに関する考察
アイランダー高校生サミットのオンライン開催は、地理的な制約を超えて離島の高校生同士が交流できる画期的な取り組みとなっている。離島特有の課題や魅力を共有することで、新たな視点や解決策が生まれる可能性があり、高校生たちの視野を広げる貴重な機会となるだろう。
本サミットを通じて形成されるネットワークは、将来の離島振興を担う人材育成の基盤となる可能性を秘めている。離島の高校生たちが地域の課題に主体的に取り組む姿勢を養うことで、持続可能な地域づくりに向けた新たなムーブメントが生まれる可能性があるだろう。
今後は参加する高校生たちの提案や意見を具体的な施策につなげていく仕組みづくりが重要となっている。サミットでの議論や提案を実際の地域施策に反映させる体制を整備することで、より実践的な学びの場として機能することが期待されるだろう。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「1/26に「アイランダー高校生サミット2024」を開催 | 学校法人 大正大学のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000318.000054969.html, (参照 2025-01-11).