記事の要約
- 浜松市とダバオ市の都市間連携に基づく留学プログラム開発
- 現地校体験とSDGs学習を組み込んだ英語留学ツアーを企画
- フィリピンカレッジオブテクノロジー附属高校での授業参加が可能
グローバル人財サポート浜松がフィリピン・ダバオ市への高校生向け留学プログラムを開発
一般社団法人グローバル人財サポート浜松は株式会社ワンプラネット・アブロードと業務締結を行い、2025年3月23日から4月2日までの11日間でダバオ市への留学プログラムを開催することを発表した。このプログラムではフィリピンカレッジオブテクノロジー附属高校での授業参加と英会話レッスンを通じて実践的な語学力の向上を図ることが可能となっている。
本プログラムは日本移民資料館での平和教育やカカオ農園での自然体験など多彩なフィールドトリップを通じてSDGsへの理解を深める機会を提供している。プログラムの特徴として現地の日本語教育支援や現地高校生とのバディ制度を導入することで異文化交流の促進を図っているのが特徴だ。
参加費用は398,000円で渡航費は別途必要となり、定員は最少催行人数6人で最大10人までとなっている。現地での活動サポートは日本人スタッフの同行に加えて現地旅行会社ハローワールドツアーが担当することで安全面にも配慮した体制を整えている。
フィリピン・ダバオ留学プログラムの詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
期間 | 2025年3月23日〜4月2日(11日間) |
参加費用 | 398,000円(渡航費別途) |
定員 | 10人(最少催行人数6人) |
実施校 | フィリピンカレッジオブテクノロジー附属高校(バハダキャンパス) |
主なプログラム内容 | 英会話レッスン、現地校体験、日本語教育支援、フィールドトリップ |
サポート体制 | 日本人スタッフ同行、現地旅行会社ハローワールドツアーによるサポート |
SDGsについて
SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称で、2015年に国連で採択された2030年までの国際目標のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 17の目標と169のターゲットで構成された包括的な開発目標
- 環境・社会・経済の三側面から持続可能な世界の実現を目指す
- 「誰一人取り残さない」を基本理念とする国際的な取り組み
本留学プログラムではカカオ農園での体験学習を通じて持続可能な農業について学び、日本移民資料館での平和教育を通じて文化的な理解を深めることができる。これらの活動を通じてSDGsの目標達成に向けた実践的な学びの機会を提供している。
フィリピン・ダバオ留学プログラムに関する考察
本プログラムは英語学習に加えて現地校での日本語教育支援という双方向の文化交流を実現している点が画期的である。このような相互学習の機会は参加する日本人高校生にとって単なる語学留学以上の価値を持つものとなり、グローバルな視野を育む効果的な機会となるだろう。
今後の課題として少人数制による高コストな運営体制や季節限定の開催形態などが挙げられる。プログラムの継続的な実施のためには、オンラインを活用した事前学習の導入や年間を通じた開催時期の分散化などの工夫が必要となってくるだろう。
将来的な展望としてはSDGsの学習内容をより体系化し、帰国後の活動にも繋がるような仕組みづくりが期待される。現地校との継続的な交流プログラムの確立や参加者同士のネットワーク形成支援なども、プログラムの価値をさらに高める要素となるはずだ。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「2025年春休みフィリピン・ダバオSDGs留学ツアーを開催 | 一般社団法人グローバル人財サポート浜松のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000021.000114081.html, (参照 2025-01-11).