武蔵野美術大学が100周年記念シンボルマークを発表、伝統と革新の融合を表現したデザインに注目が集まる

武蔵野美術大学が100周年記念シンボルマークを発表、伝統と革新の融合を表現したデザインに注目が集まる

PR TIMES より

記事の要約

  • 武蔵野美術大学が創立100周年記念のシンボルマークを決定
  • 在学生・卒業生・教職員から208点のシンボルマーク応募
  • 最優秀賞と優秀賞各2点の受賞者を選出

武蔵野美術大学の100周年記念シンボルマーク公募結果

武蔵野美術大学は2024年1月10日、2029年の創立100周年に向けたシンボルマーク・コンセプトワードの公募結果を発表した。本学在学生、卒業生、教職員から208点のシンボルマークと245点のコンセプトワードの応募があり、教職員と校友で構成する審査委員会による厳正な審査が行われたのである。

シンボルマークの最優秀賞には造形学部基礎デザイン学科2007年度卒業の牧寿次郎氏の作品が選ばれ、武蔵野美術大学のロゴ「MAU」に周年を記念する「100」を重ねたデザインとなっている。横向きの「0」が縦向きに変化する動きを取り入れることで、挑戦と成長の過程を表現しているのだ。

コンセプトワードの最優秀賞には造形学部基礎デザイン学科2020年度卒業の有木陽美氏の作品が選出された。武蔵野美術大学の「美」のロゴが持つ悠然とした力強さに着目し、100周年を機に原点に立ち返るという意図が込められている。100周年事業にかかる広報物への幅広い活用が予定されているのである。

100周年記念シンボルマーク・コンセプトワードの詳細

項目 詳細
応募総数 シンボルマーク208点、コンセプトワード245点
シンボルマーク最優秀賞 牧寿次郎(造形学部基礎デザイン学科2007年度卒業)
シンボルマーク優秀賞 加藤貴司(造形学部視覚伝達デザイン学科2004年度卒業)、千頭龍馬(造形学部工芸工業デザイン学科2017年度卒業)
コンセプトワード最優秀賞 有木陽美(造形学部基礎デザイン学科2020年度卒業)
活用予定 100周年事業広報物に幅広く活用

特設サイト

シンボルマークデザインについて

シンボルマークデザインとは、企業や組織のアイデンティティを視覚的に表現する象徴的な記号やロゴのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • 組織の理念や価値観を単純化された形で表現
  • 記憶に残りやすく、識別性の高いデザイン
  • さまざまなメディアでの展開を考慮した汎用性

武蔵野美術大学の100周年記念シンボルマークは、既存のMAUロゴに新たな要素を加えることで変革と継続性を表現している。このアプローチは、伝統を大切にしながら新しい価値を創造するという大学の姿勢を視覚的に示すものとなっているのだ。

武蔵野美術大学100周年記念事業に関する考察

武蔵野美術大学の100周年記念シンボルマークの公募は、在学生から卒業生まで幅広い関係者の参加を促すことで、大学の歴史と未来を共に考える機会を創出することに成功している。シンボルマークのデザインには、伝統と革新の両立という大学の理念が効果的に反映されているのだ。

今後の課題として、シンボルマークの活用方法の多様化と、各種広報物でのデザインの一貫性の維持が挙げられる。デジタルメディアからアナログメディアまで、様々な場面での展開を見据えた詳細なガイドラインの策定が必要になるだろう。

100周年という節目の年に向けて、シンボルマークとコンセプトワードを通じた大学のブランド価値の向上が期待される。特に留学生受け入れ100周年も控えており、国際的な視点でのブランディング戦略の展開も重要な検討課題となっているのだ。

参考サイト/関連サイト

  1. PR TIMES.「【武蔵野美術大学】100周年事業シンボルマーク・コンセプトワード決定! | 学校法人武蔵野美術大学のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000155.000083551.html, (参照 2025-01-11).