記事の要約
- 文理が小学教科書ワーク4科目セットを発売開始
- オリジナルカードゲーム「コトバリエ」を新規特典として追加
- 1年生向けに「いちねんせいスタートBOOK」を新設
学研グループ文理の小学教科書ワーク4科目セット2025年版の特長
株式会社文理は教科書準拠の家庭学習用ワークブックとして、小学教科書ワーク4科目セットを2025年1月より販売開始した。このセットは地区名を確認するだけで使用している教科書に対応したワークを購入できる構成となっており、購入時の煩わしさを大幅に軽減している。
特典として新規開発された連想カードゲーム「コトバリエ」は発想力や語彙力、対話する力の向上を目的として設計されており、低学年から高学年まで幅広く活用できる仕様となっている。基本ルールに加え追加ルールを組み合わせることで難易度調整が可能だ。
2025年度の新たな取り組みとして1年生限定の「いちねんせいスタートBOOK」を導入した。国語ではひらがなの書き方やあいさつ、簡単な文章の読み取り、算数では数字や式の書き方、たし算・ひき算の考え方など、教科書ワークに取り組む前の基礎学習を網羅している。
小学教科書ワーク4科目セット2025年版の商品概要
項目 | 詳細 |
---|---|
販売開始日 | 2025年1月 |
販売価格 | 6,072円(税込) |
販売方法 | 全国書店、オンライン販売(3月中旬予定) |
対象学年別構成 | 1・2年:国語・算数・漢字・数と計算、3-6年:国語・算数・理科・社会 |
特典内容 | 連想カードゲーム「コトバリエ」、わくわく英語ドリル、特製ケース |
1年生限定特典 | いちねんせいスタートBOOK |
教科書準拠品について
教科書準拠品とは、学校で使用される教科書の内容に完全に準拠した学習教材のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 教科書と同じ題材・事例で学習が可能
- 教科書の目次通りに構成された内容
- 地域によって使用教科書が異なるため選択が必要
小学教科書ワーク4科目セットは教科書準拠品の選択における課題を解決するため、地区名での選択システムを導入している。近隣の書店では対応する地域のセットが販売されており、保護者の購入時の負担を軽減することが可能となっている。
小学教科書ワーク4科目セットに関する考察
連想カードゲーム「コトバリエ」の導入は、学習教材とゲームを融合させた新しい取り組みとして評価できる。遊びながら発想力や語彙力を養える工夫は、子どもたちの自主的な学習意欲を引き出す可能性を持っており、家庭学習の質的向上に貢献するだろう。
一方で、教科書準拠品という性質上、地域による教科書の違いへの対応が今後も課題となる可能性がある。全国各地の教科書改訂に合わせたワークブックの更新や、オンライン販売時の地域別対応など、きめ細かなサポート体制の構築が必要となるだろう。
1年生向けの「いちねんせいスタートBOOK」の導入は、入学直後の学習支援として意義深い取り組みである。今後は各学年の特性に応じた補助教材の開発や、デジタル学習との連携など、より包括的な学習支援の展開が期待される。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「文理の「小学教科書ワーク4科目セット」が今年も登場! 2025年度はオリジナルカードゲームつき! | 株式会社 学研ホールディングスのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000007118.000002535.html, (参照 2025-01-11).