学校法人恭敬学園がiPadをWi-Fiモデルへ移行、通信制限のない学習環境とコスト削減を実現

記事の要約
- 学校法人恭敬学園がiPadをWi-Fiモデルへ移行
- 95%の家庭のWi-Fi環境を確認し通信制限を解消
- 生徒と教員の学習環境とコスト負担を改善
恭敬学園のiPad教育導入計画
株式会社Tooは学校法人恭敬学園の新しいiPad導入事例を2025年1月15日に公開した。恭敬学園は北海道から福岡まで6つのキャンパスを持つ芸術科目に特化した通信制・単位制高校であり、Apple製品を活用した教育環境の整備を進めてきた。
恭敬学園は事前のアンケート調査で95%の家庭にWi-Fi環境が整備されていることを確認し、CellularモデルからWi-Fiモデルへの切り替えを決定した。この移行により生徒がデータ通信量を気にせずiPadを活用できるようになり、学習活動の幅が大きく広がることが期待される。
Tooは恭敬学園に対して独自のデバイス購入フローや修理保証サービス、柔軟な支払い方法を提供している。これにより生徒と教職員の金銭的負担が軽減され、より効果的な教育環境の構築が可能になった。
Wi-Fiモデル導入の概要
項目 | 詳細 |
---|---|
対象校 | 学校法人恭敬学園(北海道〜福岡の6キャンパス) |
導入機器 | iPadのWi-Fiモデル |
Wi-Fi環境調査 | 95%の家庭で整備済み |
サポート内容 | デバイス購入フロー、修理保証、支払い方法の整備 |
提供企業 | 株式会社Too(Apple正規販売店) |
BYAD・BYODプログラムについて
BYAD(Bring Your Assigned Device)・BYOD(Bring Your Own Device)プログラムとは、学校や企業で個人所有のデバイスを活用するための制度のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 個人所有デバイスの導入による柔軟な学習環境の実現
- 専用購入プログラムによる費用負担の軽減
- 修理保証サービスによる安定的な運用体制の確保
今回の恭敬学園の事例では、TooがBYAD・BYODプログラムを通じて包括的なデバイス管理とサポート体制を提供している。このプログラムにより、生徒や教職員が安心してiPadを活用できる環境が整備され、より効果的な学習活動の実現が可能になった。
Wi-Fiモデル導入に関する考察
Wi-Fiモデルへの移行は、通信量を気にせずコンテンツを活用できる点で教育効果の向上が期待される。特に芸術科目では画像や動画などの大容量データを扱うことが多いため、通信制限のない環境は学習活動の幅を大きく広げることになるだろう。
一方で、Wi-Fi環境が整っていない5%の家庭への対応が今後の課題となる可能性がある。学校内のWi-Fi環境の増強やモバイルルーターの貸出など、補完的な対策を検討する必要があるだろう。教育の機会均等を確保するためには、すべての生徒が同じように学習環境を利用できる体制作りが重要である。
教育現場のデジタル化が進む中、今後はAIやARなどの新しいテクノロジーの活用も増えていくことが予想される。Wi-Fiモデルの導入を機に、より先進的な教育コンテンツやアプリケーションの活用も視野に入れた環境整備を進めていく必要がある。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「iPadをWi-Fiモデルへ切り替え、制限のない学びとコストカットを実現。学校法人恭敬学園様のiPad導入事例を公開 | 株式会社Tooのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000239.000004669.html, (参照 2025-01-16).