日本療育福祉推進協会が発達支援と口腔ケアを統合したオンラインセミナーを2月から開催、現場で即役立つ実践的プログラムを提供

記事の要約
- 日本療育福祉推進協会が発達支援と感覚統合のセミナーを開催
- 歯科医療分野も対象に口腔ケアの現場課題を取り上げ
- 平日・土曜の2日間開催でアーカイブ視聴も可能
療育支援オンラインセミナーの開催が決定
一般社団法人日本療育福祉推進協会は2025年1月16日、子どもの発達支援と感覚統合、姿勢改善に加えて口腔ケアも含めた実践的なオンラインセミナーの開催を発表した。このセミナーは保育・療育に加え歯科医療分野の従事者も対象としており、現場で即役立つ知識とノウハウを集中的に学ぶことができるようになっている。
セミナーは平日開催の2月26日と土曜開催の3月1日の2日間で実施され、いずれも13時から15時までの2時間となっている。参加費は44,000円で、セミナー受講後3ヶ月間のアーカイブ視聴が可能となっており、開催日に参加できない場合でも学習機会が確保されている。
講師を務めるのは一般社団法人日本療育福祉推進協会代表理事の植田真由氏で、セミナーのラスト30分には参加者同士の情報交換や質疑応答の時間も設けられている。これにより現場の課題や解決策について、参加者間で知見を共有することが可能となっている。
セミナーの特徴まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
開催日時 | 平日:2月26日(水)13:00-15:00、土曜:3月1日(土)13:00-15:00 |
参加費用 | 44,000円(税込) |
開催形式 | オンライン開催(Zoom) |
対象者 | 保育・療育・歯科医療従事者 |
特徴 | アーカイブ視聴3ヶ月間可能、質疑応答・情報交換セッションあり |
感覚統合について
感覚統合とは、様々な感覚情報を脳で適切に処理し、状況に応じた適切な行動をとるための機能のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 視覚・聴覚・触覚などの感覚情報を統合的に処理
- 日常生活での適応行動に不可欠な機能
- 発達障害児の支援において重要な概念
発達支援の現場では、感覚統合の視点を取り入れることで子どもの特性をより深く理解することが可能となる。特に歯科診療では感覚過敏への配慮が重要で、感覚統合の理解は治療をスムーズに進める上で大きな助けとなるだろう。
療育支援セミナーに関する考察
本セミナーの特筆すべき点は、保育・療育分野と歯科医療分野を横断的に扱う視点を提供していることだ。従来は別々に考えられがちだった各分野の知見を統合することで、子どもの発達支援により総合的なアプローチが可能になるだろう。
今後の課題として、オンライン形式での実践的なスキル習得をいかに効果的に行うかという点が挙げられる。実際の現場での応用を想定した具体的な事例紹介や、参加者同士の経験共有をより充実させることで、この課題は解決できるはずだ。
将来的には、他の医療分野や教育機関との連携も視野に入れた展開が期待される。子どもの発達支援には多角的なアプローチが必要であり、様々な専門家の知見を統合していくことで、より効果的な支援体制を構築できるだろう。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「好評開催決定!子どもの発達支援と感覚統合、姿勢改善に加えて口腔ケアも。各要素の相互関係をベースにしたスキルアップセミナーを開催 | 一般社団法人日本療育福祉推進協会のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000115648.html, (参照 2025-01-16).