2025年卒業予定者の就活実態調査でLifedgeが1社目内定承諾率53.7%という結果を公開、第1志望企業への就職も61.8%に

2025年卒業予定者の就活実態調査でLifedgeが1社目内定承諾率53.7%という結果を公開、第1志望企業への就職も61.8%に

2025年卒業予定者の就活実態調査でLifedgeが1社目内定承諾率53.7%という結果を公開、第1志望企業への就職も61.8%に

PR TIMES より

記事の要約

  • 2025年卒業予定者の53.7%が1社目の内定を承諾
  • 内定者の61.8%が第1志望企業に就職決定
  • 就職先決定の重視点は給与・福利厚生が最多

2025年卒業予定者の就職活動状況調査結果が公開

株式会社Lifedgeは2024年1月16日、企業の穴場度で企業検索できるサービス「スマート就活」において2025年卒業予定の学生を対象とした就職活動実態調査の結果を公開した。調査はインターネットを通じて330名の内定取得済み学生を対象に2024年11月12日から14日にかけて実施されており、就職活動における現状や傾向が明らかになっている。

調査結果によると、最初の内定取得時期は2024年4月から6月が29.4%と最も多く、続いて2024年1月から3月が27.3%となっている。就職活動期間については4から6ヶ月が27.9%、2から3ヶ月が25.1%と半数以上の学生が半年以内に就職活動を終えているという結果が出ている。

内定取得企業数では1社が39.7%と最も多く、2社が24.2%、3社が20.3%と続いている。就職先決定のポイントとしては給与や福利厚生の充実度が57.6%で最も重視され、事業や業務内容が48.2%、勤務地や転勤の有無が43.9%と続く結果となっている。

就職活動実態調査の結果まとめ

第1位 第2位 第3位
内定取得時期 4月~6月(29.4%) 1月~3月(27.3%) 7月~9月(22.4%)
就活期間 4~6ヶ月(27.9%) 2~3ヶ月(25.1%) その他
内定企業数 1社(39.7%) 2社(24.2%) 3社(20.3%)
決定ポイント 給与・福利厚生(57.6%) 事業内容(48.2%) 勤務地(43.9%)

スマート就活

求人倍率について

求人倍率とは、企業の求人数を就職希望者数で割った数値のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • 労働市場の需給バランスを示す重要指標
  • 1.0倍を超えると売り手市場の傾向
  • 業界や企業規模により大きく異なる特性

2024年3月卒業予定の大学生・大学院生の求人倍率は1.71倍となっており、2023年卒の1.58倍を上回る結果となっている。全体の求人倍率がコロナ禍前の水準に回復しつつあり、採用に積極的な企業が増加傾向にあるという現状が見て取れる。

2025年卒業予定者の就職活動動向に関する考察

2025年卒業予定者の就職活動において、半数以上が半年以内に活動を終え、第1志望企業への就職を実現できている点は注目に値する。この背景には売り手市場という環境要因に加え、学生側の企業研究や選考対策が効果的に機能している可能性が高いだろう。

一方で、約4割の学生が1社のみの内定で就職活動を終えている現状には懸念も残る。景気変動や産業構造の変化に伴う雇用環境の変化に備え、複数の選択肢を持つことが望ましい場合もあるため、慎重な判断が必要となってくるだろう。

今後の展望として、給与や福利厚生を重視する傾向は継続すると予測される。企業側には待遇面での競争力強化が求められる一方、学生側には長期的なキャリア形成の視点も重要となってくるはずだ。

参考サイト/関連サイト

  1. PR TIMES.「2025年卒業予定で既に就活を終えた学生の50%以上が、1社目に内定(内々定)を取得した企業の内定を承諾している!株式会社Lifedgeが「就活生の活動実態」に関する調査を実施! | 株式会社 Lifedgeのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000150979.html, (参照 2025-01-16).

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