全国高校生AI競技大会シンギュラリティバトルクエスト2024、54校が参加しオンラインで開催

記事の要約
- 第5回全国高等学校AIアスリート選手権大会の優勝者が決定
- 全5競技で54校が参加し、完全オンライン形式で実施
- 2025年にU-18世界大会の開催を予定
シンギュラリティバトルクエスト2024の開催概要
一般社団法人未来キッズコンテンツ総合研究所は、AI/ICTの総合競技大会「シンギュラリティバトルクエスト2024」の決勝大会を2024年1月18日と19日にオンラインで開催した。本大会は高校生のAI/ICTスキルを競う国内最大規模の大会であり、パソコン部や情報処理部など全国54校の生徒が参加している。
大会はAIクエスト、サイバークエスト、データクエスト、ロボクエスト、Xクエストなど多彩な競技で構成され、各競技の優勝チームが決定した。ギーク村のチーム「K」がAIクエストとロボクエストで優勝するなど、高校生たちの高度なAI/ICTスキルが披露された。
本大会は「AIに使われる人材からAIを使いこなす未来人材へ」をテーマに掲げ、教育環境のオンライン化及び教育のDXを推進している。今後は2025年に初の世界大会となるU-18世界AIアスリート選手権大会の開催も予定されており、国際的な展開も視野に入れている。
シンギュラリティバトルクエスト2024の実施内容まとめ
競技名 | 優勝校/チーム名 |
---|---|
AIクエスト | ギーク村『K』 |
サイバークエスト | 武蔵高等学校『hiikunZ』 |
データクエスト | 京都府立京都すばる高等学校『banana』 |
ロボクエスト | ギーク村『K』 |
Xクエスト | 京都府立嵯峨野高等学校『文系人狼』 |
AIアスリートについて
AIアスリートとは、Society 5.0が社会実装された超高度情報化社会において必須となる知識、スキル、チームワークを探究・研鑽する卓越したデジタル人材のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- AI/ICTに関する高度な専門知識とスキルの保有
- チームでの協働による問題解決能力の発揮
- デジタル社会での実践的な応用力の習得
シンギュラリティバトルクエストでは、高校生たちがAIアスリートとしての資質を競い合い、実践的なスキルを磨いている。大会を通じて、参加者たちはAI時代において必要とされるデジタルスキルとチームワークを効果的に学習することができる。
シンギュラリティバトルクエストに関する考察
高校生を対象としたAI/ICT競技大会の開催は、次世代のデジタル人材育成において重要な意義を持っている。特にオンライン形式での開催により、地理的な制約を超えて全国の高校生が参加できる環境が整備され、より多くの生徒たちにAI/ICT学習の機会を提供することが可能になった。
今後の課題として、参加校数の更なる拡大と競技内容の継続的な改善が挙げられる。特に地方の高校生たちへの参加促進や、最新のAI/ICT技術に対応した競技プログラムの開発が必要となるだろう。また、2025年に予定されている世界大会に向けて、国際競争力のある人材育成プログラムの確立も求められる。
将来的には、AIアスリート育成プログラムの体系化や、企業との連携による実践的な学習機会の提供が期待される。高校生たちが培ったスキルを実社会で活かせるよう、産学連携の強化や継続的なサポート体制の構築が重要な課題となるだろう。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「全国の高校生がAI / ICTスキルの頂点を目指す第5回全国高等学校AIアスリート選手権大会「シンギュラリティバトルクエスト2024」の優勝者が決定! | 一般社団法人未来キッズコンテンツ総合研究所のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000019.000102001.html, (参照 2025-01-20).