長崎県壱岐市が高校球児支援のクラウドファンディングを開始、21世紀枠推薦の壱岐高校野球部を応援

長崎県壱岐市が高校球児支援のクラウドファンディングを開始、21世紀枠推薦の壱岐高校野球部を応援

長崎県壱岐市が高校球児支援のクラウドファンディングを開始、21世紀枠推薦の壱岐高校野球部を応援

PR TIMES より

記事の要約

  • 長崎県壱岐市が高校球児支援のクラウドファンディングを開始
  • 壱岐高校野球部が第97回選抜高校野球大会21世紀枠に推薦
  • 甲子園出場支援と壱岐の子どもたちの活動費用に活用

壱岐高校野球部の甲子園出場を目指すクラウドファンディング

株式会社アイモバイルは、ふるさと納税サイト「ふるなび」において長崎県壱岐市のクラウドファンディングプロジェクトの寄附受付を2025年1月20日より開始した。壱岐高校野球部は秋季長崎県大会で準優勝し九州大会ベスト8に輝いたことにより、2025年3月開幕の第97回選抜高校野球大会21世紀枠の九州地区推薦を獲得している。

壱岐高校野球部は全21名が島内4校の中学軟式野球部出身であり、公立高校として平日2時間程度の練習時間制限がある中で文武両道に励んでいる。野球部専用グラウンドや屋内練習場は整備されておらず、4つの部活動でグラウンドを共有している状況にあるため、練習環境の整備が急務となっている。

壱岐島から九州本土の試合拠点までは、フェリー1時間半とバス1時間以上を要するため、練習試合や公式戦への参加には経済的・身体的な負担が伴う状況だ。本プロジェクトを通じて集まった寄附金は、甲子園出場支援と壱岐の子どもたちの活動全般に係る費用として有効活用される予定である。

クラウドファンディングプロジェクトの概要

項目 詳細
プロジェクト名 国境の小さな島・壱岐島の高校球児を応援してください!
実施主体 長崎県壱岐市
支援対象 壱岐高校野球部、壱岐の子どもたちの活動全般
野球部の特徴 全21名が島内4校の中学軟式野球部出身
練習環境 4つの部活動でグラウンドを共有、専用施設なし
現状の課題 本土までの移動時間と費用の負担

プロジェクト詳細はこちら

21世紀枠について

21世紀枠とは、選抜高校野球大会における出場校選考制度の一つであり、以下のような特徴がある。

  • 甲子園出場経験が少ない高校に出場機会を提供
  • 地域における野球の振興に貢献している学校を評価
  • 文武両道や地域との関わりなども選考基準に含む

壱岐高校野球部は秋季長崎県大会での準優勝と九州大会ベスト8という実績を持ち、地域に根ざした活動を展開している。高校野球を通じて地域振興に貢献し、離島という環境下で懸命に練習に励む姿勢が評価され、九州地区からの推薦を受けることとなった。

離島の高校野球に関する考察

離島における高校野球部の活動には、本土の学校とは異なる独自の課題と可能性が存在している。移動や練習環境の制約がある一方で、地域社会との密接な関係性を築きやすく、島全体で野球部を応援する機運が生まれやすい環境にあるのだ。

クラウドファンディングを活用した支援の仕組みは、地域の枠を超えた応援の輪を広げる可能性を秘めている。資金面での支援だけでなく、離島の高校野球に対する認知度向上や、地域活性化にもつながる効果が期待できるだろう。

今後は練習環境の整備や移動手段の確保など、ハード面での支援体制の強化が求められる。同時に、離島ならではの特色を活かした独自の強化策や、地域の特性を活かした新たな高校野球の形を模索することも重要になってくるだろう。

参考サイト/関連サイト

  1. PR TIMES.「「ふるなび」で、長崎県壱岐市が高校球児の支援を目的としたクラウドファンディングプロジェクトへの寄附受付を開始。 | 株式会社アイモバイルのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001251.000007821.html, (参照 2025-01-20).

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