カシオ計算機が情報I対応の電子辞書XD-SA4900を発売、6社13点分の教材コンテンツを搭載し学習効率が向上
記事の要約
- カシオ計算機が新機能搭載の電子辞書XD-SA4900を発売
- 情報Iの教科書6社13点分のコンテンツを収録
- 学習環境に合わせたコンテンツ入れ替えが可能
カシオ計算機の電子辞書XD-SA4900の機能と特徴
カシオ計算機は2月6日に高校生向け電子辞書XD-SA4900を発売する予定だ。国内主要家電量販店・パソコン専門店・ネットショップ2,396店のPOS実売統計によると年間販売台数No.1を誇る電子辞書に、大学入学共通テストの新出題科目「情報I」のコンテンツを追加している。
河合出版の「高等学校 情報I 重要キーワード736」を収録し、情報科目の頻出キーワードや重要ポイントを学習できる機能を実装した。山川出版社の「山川一問一答」と「山川用語集」の新課程版も収録し、高校の新学習指導要領に完全対応している。
検索結果の表示順を変更できる「検索優先設定」機能を追加し、学習効率の向上を図っている。コンテンツの入れ替え機能と組み合わせることで、個人の学習スタイルに合わせた最適な電子辞書環境を構築できるようになった。
電子辞書シリーズのラインナップ
モデル | XD-SA4900 | XD-SA4200 | XD-SA3900 | XD-SA2900 | XD-SA20000 | XD-SA6500 |
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対象 | 高校生 | 高校生 | 中学生 | 小学生 | プロフェッショナル | 生活・教養 |
コンテンツ数 | 260 | 155 | 180 | 100 | 200 | 160 |
情報Iについて
情報Iは2022年度から高校教育において共通必履修科目となった、プログラミングやネットワークの基礎を学ぶ科目のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- IoT・AIの進化に対応した基礎教育を提供
- ビッグデータの活用に関する知識を習得
- 大学教育に必要な情報分野の基礎能力を評価
情報Iは現代の情報化社会において必要不可欠な科目として位置づけられており、2025年1月の大学入学共通テストから新しく出題科目として追加された。高校生は情報社会の基礎知識と実践的なスキルの両方を身につけることが求められている。
電子辞書XD-SA4900に関する考察
カシオ計算機の電子辞書XD-SA4900は、高校生の学習効率向上に大きく貢献する可能性を秘めている。特に情報I対策の教材を6社13点分も収録している点は、受験生の負担軽減と学習時間の効率化につながるだろう。
ただし、コンテンツの入れ替え機能を活用するにはCASIO IDが必要となるため、アカウント管理の煩雑さが課題となる可能性がある。一方で、この機能により個人の学習進度や志望校に合わせた最適な学習環境を構築できる利点は大きく、今後の学習スタイルの多様化に対応できる製品となっている。
電子辞書市場における年間販売台数No.1という実績は、製品の信頼性を裏付けるものとなっている。今後は情報I以外の新しい教育分野にも対応し、より幅広い学習ニーズに応えていくことが期待される。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「大学入学共通テストの新たな出題科目「情報Ⅰ」のコンテンツを収録した電子辞書 | カシオ計算機株式会社のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000404.000040622.html, (参照 2025-01-24).