学校法人角川ドワンゴ学園がN/S高起業部ビジネスプランコンテストを開催、6チームが多彩な事業プランを発表へ
記事の要約
- N/S高起業部がビジネスプランコンテストを2025年2月4日に開催
- 予選を勝ち抜いた6チームが個性豊かなビジネスプランを発表
- 優勝者には活動奨励金10万円と事業宣伝権利を授与
N/S高起業部のビジネスプランコンテスト開催概要
学校法人角川ドワンゴ学園N高等学校・S高等学校は、2025年2月4日に「N/S高 起業部 ビジネスプランコンテスト」を開催することを2025年1月23日に発表した。N/S高起業部は中高生の起業家育成を目的とした実践的な部活動であり、イノベーティブな考え方を学び日本や世界を支える人材を育成することを目指している。
今回のコンテストでは学園内から50チーム以上の応募があり、予選を勝ち抜いた6チームが本選に進出することが決定した。審査員にはN/S高起業部特別顧問の家入一真氏と学園理事の夏野剛氏が就任し、優勝者には活動奨励金10万円と学園内での事業宣伝・イベント開催の権利が与えられる。
発表チームにはアクセサリーブランドやドローン活用事業、学生向け生産性支援ツール、新しいSNSサービス、昆虫関連事業、Well-being事業など多彩なビジネスプランが集結している。コンテストの模様はニコニコ生放送とYouTubeで生配信され、N/S高・N中等部の生徒以外も視聴可能となっている。
ビジネスプランコンテスト発表チーム一覧
チーム名 | メンバー | 事業概要 | |
---|---|---|---|
1 | reposer | 木下まお | 身につけて完成するアクセサリーブランド |
2 | Manag | 渡邉雄大、林優輝 | 学生向け生産性支援ツール |
3 | Styraly | 竹村治海、宮本直幸、砂村太智 | 新しいSNSサービス |
4 | AirFilmsJapan | 鈴茂佑太 | ドローンを活用した事業 |
5 | IBOX | 山本惣大 | 昆虫観察と生物規範事業 |
6 | あすのはなびら | 高橋歩奈、西田昂平 | 子ども向けWell-being事業 |
起業部について
起業部とは、高校生が起業家を目指して実践的に学ぶことができる部活動のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 起業やビジネスに興味がある生徒なら誰でも参加可能なワークショップや起業家授業
- ビジネスや起業の基礎知識を0から学べる入門プログラム
- メンタリングや起業支援金のサポートを受けられる本格的なビジネス実践
N/S高起業部は「起業部コミュニティ」「起業部アントレ」「起業部BLP」の3つのクラスで構成されており、これまでに12チームの法人を輩出している。起業部の活動を通じて、生徒たちは実践的なビジネススキルと起業家マインドを身につけることができる。
高校生起業家育成プログラムに関する考察
N/S高起業部のビジネスプランコンテストは、高校生の起業家育成において重要な役割を果たしている。参加チームのビジネスプランは、アクセサリーからドローン活用まで多岐にわたり、高校生ならではの柔軟な発想と社会課題への着目が見られるが、事業の継続性や収益モデルの確立が今後の課題となるだろう。
高校生による起業の課題として、学業との両立や資金調達、法的な制約などが考えられる。これらの課題に対しては、学校側のサポート体制の強化や、起業支援プログラムの充実、外部メンターとの連携強化などが解決策として有効であると考えられる。
今後は高校生起業家に対する社会的認知度の向上と支援体制の拡充が期待される。特に起業部の活動を通じて培われた経験やノウハウを他校にも展開し、日本全体の起業家教育の質を向上させることで、より多くのイノベーティブな若手起業家の輩出につながるだろう。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「高校生起業家たちが個性豊かなビジネスプランを発表 N/S高起業部 ビジネスプランコンテスト 2/4開催 ドローン・アプリ・SNS・昆虫・Well-being・アクセサリーなど多彩な事業アイデアが集結 | 学校法人角川ドワンゴ学園のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000060.000076533.html, (参照 2025-01-24).