台湾教育省とどろんこ会が海外研修支援事業で協定締結、保育分野唯一の研修先として日台の保育交流が本格始動

台湾教育省とどろんこ会が海外研修支援事業で協定締結、保育分野唯一の研修先として日台の保育交流が本格始動

台湾教育省とどろんこ会が海外研修支援事業で協定締結、保育分野唯一の研修先として日台の保育交流が本格始動

PR TIMES より

記事の要約

  • 台湾教育省とどろんこ会が研修支援事業の協定を締結
  • どろんこ会が保育分野唯一の研修先として選出
  • 15歳から30歳の若者向け国際交流プログラムを展開

台湾教育省とどろんこ会の海外研修支援事業協定締結

どろんこ会グループは2025年2月28日、台北駐日経済文化代表処と「台湾研修生海外研修支援事業」に関する協定書を締結した。どろんこ会を代表して安永愛香と高堀雄一郎が台北駐日経済文化代表処を訪問し、保育研修の機会提供や相互の学び合いを実施するための協定書を取り交わすこととなった。

台湾教育省が主催する本プロジェクトは、15歳から30歳の若者を対象に「夢実現グループ」と「海外飛翔グループ」の2つのカテゴリーで展開される。どろんこ会グループは多文化共生の環境作りや外国との直接体験の機会を設けてきた実績が評価され、保育分野における唯一の研修先として選出されることとなった。

どろんこ会グループは2024年に中目黒どろんこ保育園で台湾高雄市の副市長をはじめとする保育・教育関係者の視察を受け入れた実績を持つ。インクルーシブ保育の取り組みは世界各国から注目を集めており、ウズベキスタンやフランス、スイスなどからも視察が相次いでいる状況だ。

研修プログラムの詳細

項目 詳細
対象年齢 15歳~30歳の若者
プログラム区分 夢実現グループ(15-18歳)、海外飛翔グループ(18-30歳)
研修内容 保育研修、保育者との交流、勉強会、農業研修(新潟県南魚沼市)
主催 台湾教育省
研修先特徴 保育分野唯一の研修先として選出

どろんこ会グループ 公式サイト

インクルーシブ保育について

インクルーシブ保育とは、子どもの個性や発達の違いに関わらず、全ての子どもが共に育ち合える保育環境を目指す保育方法のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 多様な子どもたちが共に学び育つ環境の整備
  • 個々の発達段階や特性に応じた支援の提供
  • 文化的背景の違いを活かした保育プログラムの実施

どろんこ会グループのインクルーシブ保育は、乳幼児期からの多文化共生の環境作りに重点を置いている。外国の異なる言葉や文化を知る直接体験の機会を設けることで、子どもたちの国際感覚を養うとともに、多様性を受け入れる力を育んでいくことを目指している。

台湾研修生海外研修支援事業に関する考察

台湾教育省による本プロジェクトは、若者の国際的な視野を広げる上で重要な意義を持っている。特に保育分野での交流は、両国の保育・教育の質の向上に直接的な影響を与える可能性があり、文化的な相互理解を深める機会として大きな期待が寄せられるだろう。

一方で、言語や文化の違いによるコミュニケーションの課題も予想される。研修生と受け入れ側の双方が、事前に相手国の文化や習慣について学ぶ機会を設けることで、より効果的な学び合いが実現できるのではないだろうか。

将来的には研修プログラムの拡充や定期的な交流の場の設定など、より深い相互理解につながる取り組みが求められる。両国の保育・教育分野における知見の共有が、新たな価値創造につながることを期待したい。

参考サイト/関連サイト

  1. PR TIMES.「台湾教育省 × どろんこ会グループ 「台湾研修生海外研修支援事業」に関する協定書を締結 | 社会福祉法人どろんこ会のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000065.000041921.html, (参照 2025-03-04).

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