しろくま電力とポピンズが未就学児向け再エネ教育イベントを開催、70園約500名の園児が参加し環境意識の向上を促進

記事の要約
- しろくま電力とポピンズが共同で再エネ教育イベントを開催
- 70園約500名の園児が絵本を通じて環境教育を体験
- オリジナル絵本の無料配布で再エネへの理解を促進
しろくま電力とポピンズによる未就学児向け再生可能エネルギー教育の取り組み
しろくま電力株式会社とポピンズエデュケアは、2025年3月3日に2歳から5歳の未就学児を対象とした再生可能エネルギーに関する教育イベントを開催した。このイベントでは、ポピンズナーサリースクール HARUMI FLAG PORT VILLAGEの4歳児14名がリアルで参加し、オンラインでは70園約500名の園児が参加することで大規模な環境教育の機会を創出している。
第7次エネルギー基本計画において2040年時点での再エネ率を5割まで高める方針が閣議決定されたことを受け、一般家庭における再エネ電気の普及促進が重要課題となっている。しろくま電力は低価格化への取り組みと同時に、啓蒙活動の重要性を認識し、SDGs教育に注力するポピンズとの共同開催に至ったのだ。
イベントでは、しろくま電力のブランドキャラクター「しろくまのぱわーくん」が主人公の絵本「ちきゅうがよろこぶ おひさまでんき」を活用し、グリーン電気に関するクイズや塗り絵を通じて楽しみながら学べる工夫が施されている。この取り組みは未就学児への環境教育の新たなモデルケースとなるだろう。
再生可能エネルギー教育イベントの概要
項目 | 詳細 |
---|---|
開催日 | 2025年3月3日 |
対象年齢 | 2歳から5歳の未就学児 |
参加者数 | リアル14名、オンライン約500名(70園) |
実施内容 | グリーン電気クイズ、絵本紹介、塗り絵 |
使用教材 | オリジナル絵本「ちきゅうがよろこぶ おひさまでんき」 |
エデュケアについて
エデュケアとは、教育を意味する「エデュケーション」と保育を意味する「ケア」を組み合わせた造語であり、以下のような特徴を持つ教育理念だ。
- 子どもの可能性を最大限引き出す総合的な教育アプローチ
- 日常生活での実践的なSDGs教育の実施
- 環境への影響を考える機会の提供
ポピンズのエデュケアでは、おもちゃや衣類のリユース、給食の野菜の皮を堆肥にするなど、実践的な環境教育を展開している。今回のしろくま電力との協働による再生可能エネルギー教育は、エデュケアの理念に基づいた新たな取り組みとして注目を集めている。
環境教育イベントに関する考察
未就学児を対象とした再生可能エネルギー教育は、環境問題への早期認識を促す重要な取り組みとなっている。特に絵本というメディアを活用することで、複雑な環境問題を子どもたちにも理解しやすい形で伝えることが可能となり、家庭での環境への意識向上にもつながるだろう。
今後の課題として、継続的な教育プログラムの開発や、地域による参加機会の格差解消が挙げられる。オンライン参加の仕組みを活用しつつ、各地域の特性に応じた教育コンテンツの開発や、保護者向けの啓発活動との連携も検討する必要があるだろう。
環境教育の将来的な展望として、デジタル技術を活用したインタラクティブな学習コンテンツの開発や、他の教育機関との連携による総合的な環境教育プログラムの構築が期待される。未就学児への環境教育は、持続可能な社会の実現に向けた重要な基盤となるはずだ。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「ポピンズ×しろくま電力 70園・約500名の子どもに絵本で再エネ教育。再エネ5割の要となる一般家庭への再エネ普及を推進 | しろくま電力株式会社のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000135.000055631.html, (参照 2025-03-05).