記事の要約
- タイピング英語学習サービス英語王が高校必修単語3200語を追加
- 中学必修単語1600語と合わせて計4800語を収録
- 全問題でフルボイス対応し発音やアクセントも学習可能
株式会社iGOのタイピング英語学習サービス英語王の拡充
株式会社iGOは2025年1月7日、タイピング×英語の独自メソッド「アクティメソッド」をベースとした小中高生向け単語・構文学習ツール英語王の高校生版をリリースした。英語王の単語練習用オリジナルテキストである単語王に高校必修英単語3200語を追加することで、より幅広い学習者のニーズに応えられる体制を整えている。
2020年から2021年度にかけての小中学校英語教育指導要領の変更に伴い、高校での必修英単語数は従来の1800語から2500語へと約1.4倍に増加している。さらに文部科学省が学習指導要領の改訂の諮問を開始したことから、今後は高校の必修英単語数がさらに増加する可能性が高まっているのだ。
英語王の単語練習用オリジナルテキストである単語王は、中学までの必修単語1600語と高校必修単語3200語を体系的に学習することができる仕様となっている。全ての問題で問題の読み上げ機能が実装されており、単語のスペルだけでなく発音やアクセントも同時に学習できる環境が整備されているだろう。
英語王の機能まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
収録単語数 | 中学必修単語1600語+高校必修単語3200語の計4800語 |
対応学年 | 小学生、中学生、高校生 |
主な特徴 | 全問題フルボイス対応、発音・アクセント学習可能 |
学習単位 | 高校Ⅰ~高校Ⅲの全3ユニット制 |
今後の展開 | 英検対策、教科書準拠の定期テスト対策コンテンツを実装予定 |
タイピング×英語学習について
タイピング×英語学習とは、タイピング練習と英語学習を組み合わせた新しい学習メソッドのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- キーボード入力スキルと英語力を同時に向上
- 体系的な単語学習と実践的な発音練習の両立
- 音声機能による正確な発音とアクセントの習得
株式会社iGOが展開するアクティメソッドは、全国80校舎以上で展開されているタイピング×英語学習の代表的なプログラムとして知られている。単語王の追加により、中学必修単語1600語と高校必修単語3200語を効率的に学習できる環境が整い、より実践的な英語力の習得が可能となっているのだ。
タイピング英語学習サービス英語王の追加機能に関する考察
英語教育指導要領の改訂に伴う高校必修英単語の増加に対応した英語王の拡充は、教育現場のニーズを的確に捉えた取り組みといえる。特に令和7年度からの大学入試共通テストで情報Ⅰが新教科として追加されることで英単語学習時間の確保が難しくなる中、効率的な学習方法の提供は重要な意味を持つだろう。
今後の課題として、増加する英単語数に対応した学習進捗の管理機能の充実が求められる。特に定期テスト対策や英検対策のコンテンツ実装においては、個々の学習者の理解度や習熟度に応じた柔軟な学習プランの提供が重要となってくるだろう。
将来的には、AIを活用した個別最適化学習の導入や、他の教科との連携による総合的な学習支援機能の実装が期待される。文部科学省による学習指導要領の改訂の動向を注視しながら、教育現場のニーズに合わせた機能の拡充を進めていく必要があるだろう。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「タイピング英語学習サービス【英語王】、高校必修単語3200語を収録した「高校生版」を追加 | 株式会社iGOのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000078.000107978.html, (参照 2025-01-10).