記事の要約
- 阪神・淡路大震災30年の想いをつなぐ共同開発商品を販売
- 神戸学院大学とブルボンがメッセージ入りグミを制作
- 2025年1月10日から神戸マルイで期間限定販売を実施
神戸学院大学とブルボンの震災30年共同開発商品が神戸マルイで登場
株式会社丸井グループは、神戸マルイ1Fセンター街側入口イベントスペースにおいて、神戸学院大学と株式会社ブルボンの共同開発商品のポップアップイベントを2025年1月10日より開催することを発表した。阪神・淡路大震災から30年を迎えるにあたり、復興・再生から学んだ想いを商品開発に反映させることで、若年層への震災の記憶の継承を図るのである。
この共同開発商品では、ブルボンの人気シリーズ「しゃりもにグミ」に甘酸っぱいシトラスミックス味が新たに追加され、パッケージには学生たちが考案した8種類のメッセージが印刷されることになった。商品の裏面には兵庫県が開設している震災30年特設ホームページへのアクセスを可能にする二次元コードが掲載され、より詳細な情報へのアクセシビリティを確保している。
神戸マルイのこの取り組みは、神戸学院大学の地域貢献プロジェクトチームから生まれた企画を実現したものである。単なる商品販売にとどまらず、震災の記憶を風化させないための取り組みとして、将来世代である学生たちの想いを込めた商品開発を実現することで、防災意識の向上と地域との共創を目指すことになった。
神戸マルイ限定販売商品の概要
商品名 | 価格(税込) | 特徴 |
---|---|---|
しゃりもにグミ シトラスミックス味 | 140円 | メッセージ入りパッケージ、二次元コード付き |
プレッツェルショコラ | 160円 | ブルボンの定番商品 |
ザクループクランチチョコレート | 150円 | ブルボンの定番商品 |
ストロベリーショコラ | 490円 | ブルボンの定番商品 |
産学連携について
産学連携とは、企業と大学が協力して商品開発やプロジェクトを進める取り組みのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 企業の実務経験と大学の研究知見を組み合わせた価値創造が可能
- 学生の実践的な学びの機会として活用できる
- 地域社会への貢献と商業活動の両立を実現できる
神戸学院大学と株式会社ブルボンの共同開発では、学生たちが震災の記憶を継承するためのメッセージを考案し、商品パッケージに反映させることで産学連携の新たな形を示している。大学の知見と企業の商品開発力を組み合わせることで、社会的意義のある商品開発を実現することが可能になっているのだ。
震災30年メッセージ商品に関する考察
神戸学院大学とブルボンの共同開発商品は、震災の記憶を若い世代に伝えるための新しいアプローチとして評価できる。特に、日常的に手に取りやすいお菓子というメディアを選択したことで、より多くの若者に震災の記憶や教訓が自然な形で伝わることが期待できるだろう。
一方で、商品の販売期間が限定的であることから、より長期的な取り組みへの展開が課題として挙げられる。震災の記憶を風化させないためには、このような取り組みを一過性のものとせず、継続的な展開や他の形態での展開を検討することが重要になってくるだろう。
今後は、この産学連携の取り組みをモデルケースとして、他の大学や企業との連携も広がっていくことが期待される。特に、防災意識の向上や地域貢献といった社会的課題に対して、若い世代の視点を活かした商品開発や情報発信の可能性が広がっていくはずだ。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「阪神・淡路大震災の想いをつなぐ!「ブルボン×神戸学院大学」の共同開発商品を神戸マルイにて期間限定販売! | 株式会社丸井グループのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003660.000003860.html, (参照 2025-01-10).