記事の要約
- 京都精華大学が建築家の小坂竜氏による講演会を開催
- 「内部から発想する空間」をテーマに建築の意義を語る
- モデレーターは建築家の高松伸氏が担当
京都精華大学の建築学科主催講演会MASTER ARCHITECT vol.6
京都精華大学デザイン学部建築学科は、2025年1月24日に株式会社乃村工藝社チーフデザインオフィサーおよびA.N.D.代表の小坂竜氏を招いて講演会を開催することを発表した。この講演会では世界で活躍する建築家の小坂氏が「内部から発想する空間」をテーマに講演を行い、本学建築学科特別顧問の高松伸氏がモデレーターを務めることになっている。
小坂氏は武蔵野美術大学造形学部建築学科を卒業後、株式会社乃村工藝社に入社し、現在はクリエイティブ本部チーフデザインオフィサーおよびA.N.D.代表として活躍している。「ザ・ホテル青龍京都清水」や「THE AOYAMA GRAND HOTEL」など、数々の著名なプロジェクトを手掛けており、国際的なアワードも受賞している。
本講演会は京都精華大学明窓館4階ラーニングコモンズにて開催され、定員は150名で入場料は無料となっている。建築学科が主催する講演会シリーズ「MASTER ARCHITECT」の第6回目として、建築の新しい時代に向けた意義や展望について語られる予定だ。
講演会の開催概要
項目 | 詳細 |
---|---|
講演会名 | MASTER ARCHITECT vol.6「内部から発想する空間」 |
開催日時 | 2025年1月24日(金) 14:40〜16:10(開場14:00) |
会場 | 京都精華大学 明窓館 4階ラーニングコモンズ |
講演者 | 小坂竜(乃村工藝社チーフデザインオフィサー/A.N.D.代表) |
モデレーター | 高松伸(建築家/工学博士/京都大学名誉教授) |
定員・参加費 | 150名・無料(当日先着順) |
空間プロデュースについて
空間プロデュースとは、建築物の内部空間を総合的にデザインし、機能性と快適性を両立させる専門分野のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 建築の内部構造から家具配置まで包括的な設計を行う
- 利用者の行動動線や心理的効果を考慮した空間設計
- 商業施設やホテルなど用途に応じた最適な空間創出
空間プロデュースは建築におけるインテリアデザインの枠を超え、人々の行動や感情に働きかける空間づくりを目指している。乃村工藝社のような空間プロデュース企業は、建築物の価値向上と利用者満足度の最大化を追求し続けているのだ。
建築学科講演会に関する考察
京都精華大学建築学科が世界的な建築家を招聘して行う講演会は、学生たちに実践的な知見を提供する貴重な機会となっている。特に小坂氏が手掛けた「ザ・ホテル青龍京都清水」などの実例を通じて、理論と実践の両面から空間デザインを学ぶことができるだろう。
今後の課題として、講演会の定員が150名と限られていることから、より多くの学生や一般参加者が参加できる機会の創出が求められる。オンライン配信との併用やアーカイブ化など、講演内容を広く共有できる仕組みづくりが望まれるだろう。
建築教育において実務者との交流は極めて重要な要素であり、このような講演会シリーズの継続的な開催が期待される。特に建築界の第一線で活躍する実務家から直接学ぶ機会は、学生たちの将来的なキャリア形成にも大きな影響を与えることになるだろう。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「[京都精華大学]建築学科主催、世界で活躍する建築家の小坂 竜氏による講演会を開催。モデレーターは建築家の高松 伸氏。 | 学校法人京都精華大学のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000154.000011014.html, (参照 2025-01-10).