京都精華大学の学生が京都信用金庫2025年カレンダーを制作、京都・大阪・滋賀の名所を四季折々に描写

京都精華大学の学生が京都信用金庫2025年カレンダーを制作、京都・大阪・滋賀の名所を四季折々に描写

PR TIMES より

記事の要約

  • 京都精華大学の学生・卒業生が京都信用金庫カレンダーにイラストを提供
  • 京都・大阪・滋賀の名所を題材に四季折々の風景を描写
  • 1月6日から31日まで京都信用金庫本店で原画展を開催

京都精華大学マンガ学部キャラクターデザインコースの学生によるカレンダーイラスト制作

京都精華大学マンガ学部キャラクターデザインコースの在学生8名と卒業生4名が、京都信用金庫の2025年卓上カレンダーの制作に携わった。京都信用金庫の各店舗で配布される3万部のカレンダーには、京都、大阪、滋賀の名所を舞台にした四季折々の風景が描かれており、指導教員の小川剛と学生チームによってタイトル「彩りちとせ」が命名された。

表紙はアニメーター・イラストレーターの堀口悠紀子氏が特別ゲストとして担当し、アイデアミーティングから参加して学生たちとの交流も図られた。建物の映えを重視した雲の加筆や寺社仏閣の静寂な雰囲気を損なわない鮮やかな色彩の検討など、キャラクター表現を学ぶ学生たちならではの工夫が凝らされている。

完成したカレンダーの原画展が京都信用金庫本店ロビーで2025年1月6日から1月31日まで開催される。展示時間は平日9時から17時までで、京都精華大学の学生・卒業生12名と堀口悠紀子氏による計13点の作品を無料で鑑賞することができる。

カレンダーイラストの詳細

テーマ 舞台 制作者
1月 おせちと鮒寿司 滋賀 芦田菫(4年生)
2月 ネオン街の美食探求 道頓堀 関本歩華(3年生)
3月 花衣 びわ湖大津館 上田穂香(3年生)
4月 陽だまりの道 哲学の道 山崎和美(卒業生)
5月 藤棚 平等院鳳凰堂 大石楓佳(3年生)

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キャラクターデザインについて

キャラクターデザインとは、ゲームや3DCGなどのコンテンツにおいて、魅力的なキャラクターを創造し表現する専門分野のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 描画技術と知識の両面からのアプローチ
  • コミュニケーション力とプレゼンテーション力の重視
  • 産学連携による実践的な学習機会の提供

京都精華大学のキャラクターデザインコースでは、技術と知識の両方を磨きながら描画力を向上させる教育を展開している。今回のカレンダー制作プロジェクトでは、実際の商業製品への応用を通じて、学生たちが習得した技術を実践的に活用する機会となっている。

学生とプロによる協働カレンダー制作に関する考察

学生とプロフェッショナルが協働してカレンダーを制作することは、教育的観点から非常に意義深い取り組みといえる。特に堀口悠紀子氏がアイデアミーティングから参加することで、学生たちはプロのワークフローや考え方を直接学ぶ機会を得られただろう。

一方で、商業製品として3万部という大規模な配布が予定されているため、クオリティの維持が重要な課題となる。今後は学生の個性を活かしながらも、商業製品としての品質基準をどのように設定し、維持していくかが焦点となるだろう。

このような産学連携プロジェクトを継続的に実施することで、学生たちの実践的なスキル向上が期待できる。特に商業イラストにおける構図や色彩の選択など、実務に直結する経験を積むことができ、将来のキャリア形成にも大きく寄与するはずだ。

参考サイト/関連サイト

  1. PR TIMES.「[京都精華大学]京都精華大学キャラクターデザインコースの学生が京都信用金庫2025年卓上カレンダーにイラストを提供。原画展が同金庫の本店で開催されます。 | 学校法人京都精華大学のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000158.000011014.html, (参照 2025-01-10).