記事の要約
- 京都芸術大学がSP-Capの紹介動画を制作
- 学生制作の2作品がショールームで活用予定
- パナソニック インダストリー宇治拠点との連携授業を実施
京都芸術大学とパナソニック インダストリーの動画制作プロジェクト
京都芸術大学キャラクターデザイン学科は、パナソニック インダストリー宇治拠点から依頼を受け、導電性高分子アルミ電解コンデンサ「SP-Cap」の紹介動画を2025年1月8日に制作完了した。制作には植木豊ゼミの学生5名が参加し、製造工場の見学やショールームリニューアルプロジェクトチームとの意見交換を重ねて完成に至った。
制作された動画の中から「まいこさんとこんでんさん」と「ポコ吉コンデンサ」の2作品が採用され、今後のショールーム活用が決定している。両作品は新ショールームを訪れる顧客や高校生などに向けて、製品や宇治拠点の魅力を伝えるコンテンツとして活用される予定だ。
学生らは京都の特色や製品の特長を織り交ぜながら、それぞれ独自の視点で動画を制作した。一人で制作を手がけた「まいこさんとこんでんさん」の下條春香氏は、コミカルな演出でSP-Capの特徴を分かりやすく伝える工夫を施している。
動画制作プロジェクトの詳細
まいこさんとこんでんさん | ポコ吉コンデンサ | |
---|---|---|
制作者 | 下條春香 | 三澤野乃佳・谷口理沙 |
特徴 | コミカルな解説形式 | 実写とキャラクターの組み合わせ |
ストーリー概要 | エンジニアと製品の対話 | PCトラブル解決の物語 |
導電性高分子アルミ電解コンデンサについて
導電性高分子アルミ電解コンデンサとは、電子機器に使用される重要な電子部品の一つで、以下のような特徴を持つ。
- 高い導電性能を持つ電解質を使用
- 小型化と高性能化を両立した設計
- 電子機器の安定動作に貢献する性能
パナソニック インダストリー宇治拠点で製造されているSP-Capは、最新の技術を活用した導電性高分子アルミ電解コンデンサの一つである。電子機器の性能向上や安定性確保において重要な役割を果たしており、産業用途から民生用途まで幅広い分野で採用されている。
産学連携による動画制作プロジェクトに関する考察
京都芸術大学とパナソニック インダストリーの連携は、学生のクリエイティブな発想と企業の技術力を融合させた優れた取り組みとなっている。特に技術的な内容を一般向けにわかりやすく伝える手法として、学生ならではの柔軟な発想と表現力が効果的に活用されており、今後の産学連携のモデルケースとなる可能性を秘めている。
ショールームでの活用を前提とした動画制作は、製品の技術的な優位性を伝えるだけでなく、企業の魅力や製造現場の雰囲気も効果的に表現することが求められる。学生たちは現場見学や意見交換を通じて得た知見を活かし、それぞれ独自の視点で魅力的なコンテンツを生み出すことに成功している。
今後は制作された動画の効果測定や視聴者からのフィードバックを収集し、さらなる改善につなげていくことが重要となるだろう。また、この取り組みを通じて得られた知見を他の産学連携プロジェクトにも活用し、より効果的な情報発信手法の開発につなげていくことが期待される。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「京都芸術大学 キャラクターデザイン学科が、パナソニック インダストリー宇治拠点で製造されている導電性高分子アルミ電解コンデンサ「SP-Cap」の紹介動画を作成しました! | 学校法人 瓜生山学園 京都芸術大学のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000495.000026069.html, (参照 2025-01-10).