JA関連団体が主催する学生ビジネスプランコンテストJUMP Vol.4、過去最多195件の応募で社会課題解決への期待が高まる

JA関連団体が主催する学生ビジネスプランコンテストJUMP Vol.4、過去最多195件の応募で社会課題解決への期待が高まる

PR TIMES より

記事の要約

  • 学生ビジネスプランコンテストJUMP Vol.4の応募件数が195件に到達
  • 過去最多の応募数を記録し、社会課題解決型プランが増加
  • 2025年3月1日に最終ピッチコンテストを開催予定

学生ビジネスプランコンテストJUMP Vol.4の応募状況

一般社団法人AgVenture Labは、食・農・くらしの視点から社会課題解決を目指す学生起業家の育成を目的とした学生ビジネスプランコンテストJUMP Vol.4を開催し、過去最多となる195件の応募を集めた。JUMPの応募件数は年々増加傾向にあり、初めてのエントリーに加え、過去の応募プランをブラッシュアップして再応募するケースも増加している。

AgVenture Labは食・農・くらしに関連するプランを中心に受け付けているが、応募プランの領域には特に制限を設けていない状態で運営している。最終ピッチコンテストは2025年3月1日13時から開催され、YouTubeでのライブ配信も予定されているため、多くの視聴者がイノベーティブな発想に触れられる機会となるだろう。

JAグループの全国組織8団体が2019年5月27日に共同設立したAgVenture Labは、スタートアップとの共創を通じてイノベーションの創出を目指している。JAアクセラレーターの運営や学生向けの起業アイデアコンテストなど、スタートアップの裾野を広げるための多角的な活動を展開することで、社会課題の解決に貢献している。

JUMP Vol.4の応募概要

開催年 応募件数
2021年(Vol.1) 76件
2022年(Vol.2) 76件
2023年(Vol.3) 126件
2024年(Vol.4) 195件

AgVenture Lab公式サイト

ビジネスプランコンテストについて

ビジネスプランコンテストとは、起業や新規事業の立ち上げを目指す個人やチームが、事業計画を発表し競い合うイベントのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • 事業アイデアの実現可能性や市場性を専門家が評価
  • プレゼンテーションスキルの向上や人脈形成の機会
  • 賞金や支援プログラムなどの起業支援が得られる可能性

JUMPは食・農・くらしの分野に特化したビジネスプランコンテストであり、JAグループの全国ネットワークを活用した支援体制が特徴となっている。特に応募プランの領域に制限を設けていない点は、幅広い社会課題の解決につながる可能性を持っているだろう。

学生ビジネスプランコンテストJUMP Vol.4に関する考察

JUMP Vol.4の応募件数が過去最多を記録したことは、学生の起業への関心の高まりを示す重要な指標となっている。特に過去応募者からの再エントリーが増加していることは、継続的な起業支援の成果として評価できるだろう。

今後の課題として、応募プランの実現可能性と持続可能性の両立が挙げられる。学生ならではの斬新なアイデアを活かしつつ、ビジネスとしての収益性を確保するためのメンタリング体制の強化が必要となってくるだろう。

JAグループの全国ネットワークを活用した支援体制は、地域に根差したビジネスの創出に大きな可能性を秘めている。今後は地域特有の課題解決に焦点を当てたプランの発掘と、それらを全国展開できるモデルへと発展させる取り組みにも期待が高まる。

参考サイト/関連サイト

  1. PR TIMES.「過去最多の応募件数195件!起業へ向けて挑戦へ「学生ビジネスプランコンテスト“JUMP Vol.4”」 | 一般社団法人AgVenture Labのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000073.000062040.html, (参照 2025-01-11).