記事の要約
- JENESYSが日本・ASEAN学生会議を開催予定
- 海洋安全保障や気候変動など3つのテーマで議論
- ASEAN諸国と東ティモールから約100名が参加
JENESYS 2024日本・ASEAN学生会議の実施概要
外務省が推進する国際交流事業「対日理解促進交流プログラムJENESYS」において、一般財団法人日本国際協力センターは2025年1月14日から21日まで日本・ASEAN学生会議を開催する予定だ。ASEAN諸国及び東ティモールから約100名、日本から9名の大学生が集まり、アジアに共通する課題について意見交換を行うことになっている。
本会議では「海洋安全保障・法の支配」「気候変動・エネルギー」「文化保存・教育」の3つのテーマでグループに分かれて討論を実施する予定になっている。参加者は地方都市の視察やホームステイを通じて日本の取り組みを学び、SNSを活用して日本の魅力を発信することが求められるだろう。
海外参加者は学生会議開始前に宮城県や栃木県、東京都、千葉県、静岡県を訪問し、テーマに関連する施設や取り組みについて理解を深めることになっている。最終日の報告会では各グループがアクション・プランを発表し、友好協力のネットワーク構築を目指すことが期待されている。
JENESYS 2024の開催スケジュール
項目 | 詳細 |
---|---|
開催期間 | 2025年1月14日~1月21日 |
参加予定人数 | 海外約100名、日本人大学生9名 |
訪問予定地 | 宮城県、栃木県、東京都、千葉県、静岡県 |
討論テーマ | 海洋安全保障・法の支配、気候変動・エネルギー、文化保存・教育 |
使用言語 | 英語 |
実施団体 | 一般財団法人 日本国際協力センター(JICE) |
対日理解促進交流プログラムについて
対日理解促進交流プログラムとは、外務省が推進する日本とアジア大洋州各国・地域との間で行われる人的交流事業のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 諸外国青年の日本への関心・理解・支持の拡大を目指す
- 参加者による日本についての対外発信を強化する
- 日本の外交基盤の拡充に貢献する
本プログラムでは海外からの参加者が日本各地を訪問し、視察や講義を通じて日本への理解を深める機会が提供される。文化交流やホームステイなどの体験を通じて、参加者は日本の魅力を発見し、SNSなどを通じて母国へ情報発信することが期待されている。
JENESYS 2024日本・ASEAN学生会議に関する考察
JENESYS 2024は日本とASEAN諸国の若者が直接交流することで、相互理解と友好関係を深める重要な機会となることが期待される。特に海洋安全保障や気候変動など、アジア地域共通の課題について議論することで、将来的な地域協力の基盤づくりに貢献する可能性が高いだろう。
ホームステイや地方視察を通じて、参加者が日本の地域社会や文化を直接体験できる点は、より深い相互理解につながる重要な要素になると考えられる。SNSを活用した情報発信により、参加者の母国でも日本への関心が高まり、文化交流の輪が広がることが期待されるだろう。
今後の課題として、プログラム終了後も参加者同士のネットワークを維持・発展させる仕組みづくりが重要になってくる。オンラインプラットフォームを活用した定期的な交流機会の創出や、同窓会組織の設立支援など、継続的な関係構築を支援する取り組みが求められるだろう。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「JENESYSにおいて海洋安全保障・法の支配、気候変動・エネルギー、文化保存・教育のテーマとした日本・ASEAN 学生会議を実施します | 一般財団法人 日本国際協力センターのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000436.000074396.html, (参照 2025-01-11).