KIRINZのVライバー事務所uN.が新潟コンピュータ専門学校と提携、学生イラストレーターの育成プログラムを開始

記事の要約
- KIRINZと新潟コンピュータ専門学校がVライバー事務所で提携
- 学生を対象としたイラストコンペを実施しイラストレーターを起用
- 5名の学生が優秀作品として選出され正式採用
KIRINZとVライバー事務所uN.の教育機関連携
株式会社KIRINZは2025年1月15日、ライブ配信コンテンツ事業を展開するVライバー事務所uN.を通じて、新潟コンピュータ専門学校との教育提携を発表した。この提携は新潟コンピュータ専門学校の学生を対象としたイラストコンペを実施し、優秀者をイラストレーターとして起用するものである。
本コンペでは、ライブ配信アプリ「IRIAM」で使用可能なイラストの制作が課題として設定され、要件定義に基づいた作品の提出が求められた。選考の結果、阿部桧愛さんをはじめとする5名の学生が優秀作品として選出され、イラストレーターとしての正式採用が決定している。
KIRINZはMission「人類の可能性を引き出す」およびVision「挑戦できる社会をつくる」に基づき、才能ある若者の発掘と可能性の拡大を目指している。この取り組みを通じて、学生のクリエイティブキャリア形成支援と、Vライバー関連市場の活性化を同時に実現する施策として注目を集めている。
学生イラストレーター選考結果
氏名 | 出身高校 |
---|---|
阿部桧愛 | 新津高校 |
金子茉奈 | ヒューマンキャンパスのぞみ高等学校 |
窪田悠人 | 須坂創成高校 |
中村一真 | 長野俊英高校 |
平井綺心 | 新潟工業高校 |
Vライバーについて
Vライバーとは、バーチャルキャラクターとしてライブ配信を行うクリエイターのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- デジタルアバターを用いたライブ配信活動
- リアルタイムでの視聴者とのインタラクション
- イラストやモーション技術を活用したコンテンツ制作
新潟コンピュータ専門学校との連携では、学生がVライバーのイラストレーターとして活躍することで、専門的なスキルを実践的に活かすことが可能となる。この試みは教育機関とVライバー業界の新しい関係性を構築し、次世代のクリエイター育成にも貢献することが期待されている。
KIRINZのVライバー事業に関する考察
KIRINZの教育機関との連携は、Vライバー市場における人材育成の新しいモデルケースとなる可能性を秘めている。専門学校のカリキュラムと実務を直接結びつけることで、学生は在学中から実践的なスキルを磨くことができ、卒業後のキャリアパスも明確になるだろう。
一方で、学生の教育とVライバー事務所の商業的な要求のバランスを取ることが課題となる可能性がある。教育機関としての本来の目的を損なわないよう、適切なガイドラインの設定と運用が必要不可欠だ。将来的には他の専門学校や教育機関との連携も視野に入れた展開が期待される。
また、Vライバー市場の急速な拡大に伴い、クオリティの高いイラストレーターの需要は今後さらに高まることが予想される。新潟コンピュータ専門学校との連携を通じて確立される人材育成の仕組みは、業界全体の発展に寄与する重要な取り組みになるだろう。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「KIRINZが運営するVライバー事務所“uN.”と新潟コンピュータ専門学校が提携 学生がイラストレーターとしてデビュー | 株式会社KIRINZのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000425.000019847.html, (参照 2025-01-16).