CLACKがランサーズからリユースPC55台を受領、高校生向け無料プログラミング教育の環境整備が進展

記事の要約
- CLACKがランサーズから55台のリユースPCを受領
- 経済的困難を抱える高校生向けに無料プログラミング教育を提供
- 寄贈PCの累計台数が1,300台を突破
ランサーズからCLACKへのリユースPC寄贈の取り組み
認定NPO法人CLACKは経済的困難を抱える高校生への支援を目的として、ランサーズ株式会社から使用済みPC55台を2025年1月16日に受領した。このリユースPCは完全無料のプログラミング教育とともに高校生に提供され、Pass the Batonプロジェクトを通じた寄贈PC累計は1,300台を超えている。
CLACKは2021年6月からPass the Batonプロジェクトを展開しており、東証スタンダード上場の株式会社パシフィックネットがデータ消去やクリーニング、OSの再インストールを実施している。Tech Runwayに通う生徒に1人1台のPCが配布され、学習環境の構築とキャリア開拓のサポートに活用されている。
本プロジェクトはCSR活動やSDGsを推進する取り組みの一環として多くの企業から支持を得ており、毎年150名以上が参加する教育支援活動へと発展している。企業との連携は単なるPC寄贈に留まらず、社内勉強会の実施やインターンシップの受け入れなど、多様な展開を見せている。
Pass the Batonプロジェクトの概要
項目 | 詳細 |
---|---|
開始時期 | 2021年6月 |
累計寄贈PC台数 | 1,300台以上 |
年間参加者数 | 150名以上 |
提供内容 | リユースPC、無料プログラミング教育 |
技術パートナー | 株式会社パシフィックネット |
対象者 | 経済的困難等を抱える高校生 |
プログラミング教育について
プログラミング教育とは、コンピュータプログラムの作成過程を通じて論理的思考力を育成する教育手法のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 問題解決能力の向上と論理的思考の育成
- デジタルリテラシーの向上とIT社会への適応
- 将来的なキャリア選択の幅を広げる効果
Pass the Batonプロジェクトでは、Tech Runwayを通じて高校生に無料でプログラミング教育を提供している。経済的困難を抱える高校生に対し、PCの提供と教育支援を組み合わせることで、デジタル社会における教育機会の格差解消に貢献している。
Pass the Batonプロジェクトに関する考察
Pass the Batonプロジェクトの最大の意義は、単なるPC寄贈に留まらず、プログラミング教育との組み合わせにより、高校生の自立支援を実現している点にある。企業の使用済みPCを有効活用することで、環境負荷の低減とデジタル教育の機会提供という二つの社会課題の解決に寄与している。
今後の課題として、支援対象者の増加に伴うPC需要の拡大や、プログラミング教育の質の維持向上が挙げられる。PCの寄贈企業の更なる開拓や、教育プログラムの体系化、メンター育成の仕組み作りが重要となるだろう。
将来的には、このプロジェクトを通じて支援を受けた高校生が、次世代の支援者やメンターとして活躍することも期待される。企業とNPOの協働モデルとしても注目を集めており、社会貢献活動の新しい形として他の分野への展開も視野に入れられる。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「CLACK、ランサーズよりリユースPCを譲受。経済的困難等を抱える高校生への支援に活用 | 認定NPO法人CLACKのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000041.000045692.html, (参照 2025-01-16).