記事の要約
- 京都すばる高等学校でバナナペーパー商品化プレゼンを実施
- 生徒8グループが英語でビジネス企画を発表
- SDGs推進のためバナナペーパーを活用した新商品を提案
京都すばる高等学校バナナペーパープレゼンテーション授業の実施
株式会社高速オフセットは、2024年12月24日に京都府立京都すばる高等学校企画科の英語授業においてバナナペーパーをテーマとしたプレゼンテーション授業に参加した。サステナブル紙研究チーム「KAMIKEN」のメンバーが現地へ訪問し、生徒たちの企画を評価する機会を得ている。
生徒たちは8つのグループに分かれ、バナナペーパーを活用した商品企画を英語でプレゼンテーションを実施した。折り紙やマスキングテープ、扇子などの伝統的な日本文化と融合させた商品から、教育冊子やメモ帳といった実用的な提案まで幅広い企画が展開された。
また高速オフセットは、同校の2クラスでバナナペーパーの出張授業も実施している。バナナペーパーで作られた「Share Action sheet」を配布し、ザンビアのバナナペーパー工場の様子や現地の人々の暮らしの変化について、実物に触れながら解説を行った。
バナナペーパープレゼンテーション企画まとめ
日本文化融合型 | 実用品型 | 教育関連型 | |
---|---|---|---|
主な提案商品 | 折り紙、扇子、菓子切り | メモ帳、コースター | 環境教育冊子 |
想定ターゲット | 外国人観光客 | 一般消費者 | 図書館、幼稚園 |
特徴 | 伝統文化との融合 | 日常的な使用 | 環境意識の啓発 |
サステナブル紙について
サステナブル紙とは、環境に配慮した持続可能な方法で製造される紙製品のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 再生可能な原料を使用した環境配慮型の紙製品
- 製造過程での環境負荷を最小限に抑える工夫
- 地域社会の持続可能な発展に貢献する生産体制
高速オフセットが取り扱うバナナペーパーは、ザンビアのエンフエ村で生産されており、バナナの茎繊維を原料としている点が特徴的である。東京書籍の英語教科書「Power On」にも掲載され、環境教育の教材としても活用されている。
バナナペーパープレゼンテーション授業に関する考察
高校生が英語でバナナペーパーの商品企画を発表したことは、グローバルな視点での環境問題への理解促進に大きな意義がある。特に日本の伝統文化とサステナブル素材を組み合わせた発想は、地域性と環境配慮を両立させた独創的なアプローチだろう。
今後の課題として、バナナペーパー製品の品質安定性や大量生産体制の確立が挙げられる。解決策としては、生産地であるザンビアでの技術指導の強化や、日本企業との技術提携による品質管理システムの構築が有効かもしれない。
企業と教育機関の連携による環境教育は、次世代のビジネスリーダー育成に重要な役割を果たすことが期待できる。バナナペーパーを通じた国際協力と環境保護の取り組みは、SDGsの目標達成に向けた具体的な一歩となるだろう。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「京都府立京都すばる高等学校にてバナナペーパーの商品化プレゼン授業に参加 | 株式会社 高速オフセットのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000139.000090597.html, (参照 2025-01-08).