トモノカイが中高生向け探究コンテストEXPO2025を開催、探究お助け隊による支援プログラムも新設し教育支援を強化

記事の要約
- トモノカイが中高生向け探究コンテスト「自由すぎる研究EXPO2025」の応募受付を開始
- 企業や団体による「探究お助け隊」が8月から始動し生徒支援を強化
- 文部科学省後援のもと全国の中高生を対象に4月30日まで作品を募集
全国規模の探究コンテスト「自由すぎる研究EXPO2025」開催概要
株式会社トモノカイは2025年2月28日より、全国の中高生を対象とした探究コンテスト「自由すぎる研究EXPO2025」の作品応募受付を開始した。このコンテストは文部科学省の後援を受けており、2025年4月30日までの期間中に探究活動の成果物をPDFデータで提出することが求められている。
審査においては、1次審査で大学生の探究メンターが評価を行い、最終審査では企業や大学、自治体などの称賛団体が多様な観点から作品を審査する形式を採用している。昨年の2024年開催時には全国から6,441名が参加し3,857件の作品応募があり、39の企業団体が称賛団体として参加したことで、コンテストの規模と重要性が示されている。
今年から新たに「探究お助け隊」という支援プログラムが8月以降に開始される予定だ。このプログラムでは企業や団体が製品やサービスの提供、ワークショップの開催などを通じて生徒の探究活動を支援する。昨年のアンケート結果から、専門家との相談機会や実験設備の提供などのニーズが明らかになっており、これらの要望に応える取り組みとなっている。
自由すぎる研究EXPO2025の開催詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
応募受付期間 | 2025年2月28日~4月30日 |
応募対象者 | 全国の中学生・高校生(中等教育学校、高等専門学校、定時制・通信制高校、インターナショナルスクール含む) |
審査スケジュール | 一次審査:5月~6月、最終審査:7月、結果発表:8月4日 |
審査方法 | 一次審査は大学生メンター、最終審査は称賛団体による多面的評価 |
応募形式 | 探究成果をまとめたPDFデータ(サイズ・枚数自由) |
費用 | 無料 |
探究お助け隊について
探究お助け隊とは、中高生の探究活動を支援するために企業や団体が製品、サービス、相談機会を提供する新しい取り組みのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 企業や団体による製品・サービスの無償提供
- 専門家との相談機会やワークショップの実施
- コンテスト参加の有無を問わない支援体制
探究お助け隊は昨年実施されたアンケート結果を受けて開始される支援プログラムである。地理的制約や費用面での課題を解決し、中高生が自由に探究活動に取り組める環境整備を目指している。
教育支援プログラムの展開に関する考察
探究コンテストと探究お助け隊の連携により、中高生の探究活動支援が多角的に強化されることが期待できる。特に企業や団体による実践的な支援は、学校教育の枠を超えた新たな学びの機会を創出し、生徒の探究心や創造性をより一層育む可能性を秘めている。
今後の課題として、支援を必要とする生徒と企業・団体のマッチングの精度向上が挙げられる。探究テーマの多様性に対応できる幅広い支援メニューの確保や、効果的なマッチングシステムの構築が求められるだろう。地域による支援格差の解消も重要な検討事項となっている。
長期的な展望としては、この取り組みを通じて形成される産学連携の教育モデルが、日本の探究学習の質的向上に貢献することが期待される。企業や団体の教育支援への参画を促進し、持続可能な支援体制を確立することで、より多くの生徒が充実した探究活動に取り組める環境が整備されるだろう。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「全国の中高生向け探究コンテスト「自由すぎる研究®EXPO2025」、本日2月28日(金)から作品の募集開始 | 株式会社トモノカイのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000047.000005633.html, (参照 2025-03-04).