トゥワイス・アウォード全国大会が過去最多427エントリーを記録、全国81校から2万2千人の中高生が探究学習に挑戦

記事の要約
- 全国81校2万2千人の中高生が参加する探究学習の全国大会が開催
- 過去最多427のエントリー数を記録し3月に3日間開催
- 企業インターンワーク部門は白百合女子大学で観覧可能
トゥワイス・アウォード全国大会の開催概要
株式会社トゥワイス・リサーチ・インスティテュートは、中高生向け探究学習プログラム「トゥワイス・プラン」の全国大会「第15回トゥワイス・アウォード」の出場者を2025年3月4日に発表した。この大会では実在する企業の課題解決や論文執筆、学校を題材にしたフリーペーパーやムービー制作など、探究学習プログラムの各ワークを通じて成長した生徒たちが表彰される。
今年度の大会には過去最多となる427のエントリーがあり、全国81校から2万2千人の中高生がプログラムに取り組んでいる。開催日程は2025年3月9日、18日、23日の3日間で、オンラインとリアル開催を組み合わせたハイブリッド形式となっており、特に企業インターンワーク部門は白百合女子大学で実施される。
パフォーマンスと探究プロセスの2つの観点で審査が行われ、学びの成果を上げたチーム・個人またはクラスが受賞の対象となる。企業インターンワーク部門の観覧は中学・高校の教員および自治体関係者に限定されており、申込締切は2025年3月16日23時59分までとなっている。
トゥワイス・アウォード全国大会の開催詳細
第1日程 | 第2日程 | 第3日程 | |
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開催日 | 3月9日(日) | 3月18日(火) | 3月23日(日) |
時間 | 9:00-16:30 | 13:00-18:00 | 9:45-17:00 |
実施形式 | オンライン | リアル | リアル&オンライン |
会場 | – | 千葉市中央コミュニティセンター | 白百合女子大学 |
探究学習プログラムについて
探究学習プログラムとは、生徒が主体的に課題を設定し、その解決に向けて情報収集や分析、考察を行う学習方法のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 実社会の課題に取り組むことで実践的な学びを提供
- 思考力・判断力・表現力の向上を重視
- 個人やグループでの活動を通じて協働性を育成
トゥワイス・プランは2010年から提供が開始され、15年間で累計13万人の生徒が取り組んでいる探究学習プログラムである。教材とサポート体制が整っているため学年全体での導入が容易であり、選抜入試対策としても活用されている。
トゥワイス・アウォード全国大会に関する考察
トゥワイス・アウォード全国大会の参加規模が過去最多を記録したことは、探究学習への注目度の高まりを示している。企業と連携したインターンワークや論文執筆など、実践的なプログラム構成が教育現場のニーズに合致しているといえるだろう。
一方で、参加校数や生徒数の拡大に伴い、きめ細かな指導や評価の質の維持が課題となる可能性がある。オンラインとリアル開催を組み合わせたハイブリッド形式の採用は、この課題に対する一つの解決策となっているが、さらなる工夫が必要となるだろう。
今後は、AI技術の活用による個別指導の強化や、地域企業との連携拡大による探究テーマの多様化が期待される。企業や大学との連携を深めることで、より実践的な学びの機会を提供し、生徒たちの将来的なキャリア形成にも寄与することができるはずだ。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「【観覧受付中】全国81校・2万2千人の中高生が取り組んだ探究学習の全国大会『第15回トゥワイス・アウォード全国大会』出場者が決定! | 株式会社トゥワイス・リサーチ・インスティテュートのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000027.000046973.html, (参照 2025-03-05).